目次
はじめに
「家庭血圧は朝と夜のいつ測ればいいの?」
「血圧計を使っているけれど、座り方や腕の位置はこれで合っている?」と気になっていませんか。
健康診断や診察で血圧を指摘され、自宅でも測るようになったものの、起床後すぐに測るのか、朝食後でもよいのか、背もたれに寄りかかって測ってよいのか迷うことがありますよね。
この記事では、家庭血圧を測る時間や正しい姿勢、測定前に避けたい行動、数値を記録するときのポイントを順を追って説明していきます。
家庭血圧の正しい測り方は?
家庭血圧は、測定する姿勢やカフの位置、測定中の過ごし方によって数値が変わることがあります。
ここでは、家庭血圧を測る前の準備から測定中の注意点まで、正しい測り方を順に説明します。
測定前に1~2分安静にする
血圧を測る前は椅子に座り、1~2分ほど安静にしましょう。
直前に体を動かすと血圧が変化することがあるため、落ち着いてから測定することが大切です。
カフを正しい位置に巻く
カフは、上腕が心臓と同じ高さになるように正しく巻きます。
位置や締め付け方によって測定値に影響することがあるため、血圧計の説明書を確認して装着しましょう。
測定中は動いたり会話したりしない
測定中は体や腕を動かさず、会話も控えましょう。
動いたり話したりすると測定値に影響することがあるため、測定が終わるまでは静かに待つことが大切です。
家庭血圧を測定する時間
家庭血圧は、朝と夜のどちらに測るかだけでなく、食事や服薬、排尿などの前後関係も確認する必要があります。
ここでは、朝と夜に測定する具体的なタイミングと、毎日の測定条件をそろえる方法を順に説明します。
朝は起床後1時間以内・排尿後・朝食や服薬前に測る
朝の家庭血圧は、起床後1時間以内を目安に、排尿を済ませてから測ります。
朝食や降圧薬の影響を避けるため、食事や服薬の前に測定しましょう。
夜は就寝前に測る
夜の家庭血圧は、就寝前に測るのが基本です。
日ごとの数値を比べやすくするため、毎日できるだけ同じタイミングで測る習慣をつけましょう。
毎日できるだけ同じ時間・条件で測る
家庭血圧は、朝と夜それぞれで測る時間や手順を決め、できるだけ同じ条件で測りましょう。
条件をそろえることで、日々の血圧の変化を確認しやすくなります。
家庭血圧を正しく測るための姿勢
家庭血圧を測るときは、座り方や腕の位置、足の置き方をそろえることが大切です。
ここでは、家庭血圧を測るときの正しい姿勢について、椅子の座り方から腕や足の位置まで順に説明します。
背もたれのある椅子に座って測る
血圧を測るときは、背もたれのある椅子に座り、背中をつけて楽な姿勢をとりましょう。
体に余計な力が入らないよう、測定中も安定した姿勢を保つことが大切です。
腕を心臓と同じ高さに保つ
測定する腕は机などの上に置き、心臓と同じ高さに保ちます。
腕の高さによって測定値に影響することがあるため、カフを巻いた上腕を支えた状態で測りましょう。
足を組まず両足を床につける
血圧を測るときは足を組まず、両足の裏を床につけて座ります。
測定中は足を動かさず、リラックスした姿勢を保つようにしましょう。
家庭血圧を測るときの注意点
家庭血圧は、測定する直前の食事や飲酒、喫煙、運動、室温などによって数値が変化することがあります。
ここでは、測定前に避けたい行動や適した室温、測定値を確認するときの注意点を順に説明します。
食事・飲酒・喫煙・運動の直後は避ける
食事や飲酒、喫煙、運動の直後は血圧が変化しやすいため、測定は避けましょう。
こうした行動のあとは、30分ほど時間をあけてから測ることが大切です。
寒すぎたり暑すぎたりする場所で測らない
血圧は室温の影響を受けることがあるため、寒すぎたり暑すぎたりしない場所で測りましょう。
冷暖房などで室温を整え、できるだけ毎日同じような環境で測ることが大切です。
測定値に一喜一憂せず同じ条件で測り続ける
家庭血圧は1回の数値だけで判断せず、できるだけ同じ時間や条件で測り続けましょう。
毎日の測定値を記録しておくと、血圧の変化や傾向を確認しやすくなります。
家庭血圧は何回測る?測定回数と記録の方法
家庭血圧は、朝と夜に測る時間を決めるだけでなく、1回の測定で何回測るか、測定した数値をどのように残すかも確認しておく必要があります。
ここでは、朝・夜の測定回数から複数回測定する方法、血圧手帳やアプリへの記録方法まで順に説明します。
朝と夜にそれぞれ測定する
家庭血圧は、朝と夜の1日2回測るのが基本です。
朝は起床後1時間以内、夜は就寝前に測定し、それぞれの数値を記録しておきましょう。
1回だけでなく複数回測定して記録する
朝・夜ともに1回だけで終わらせず、1機会につき原則2回測定します。
2回の測定値をそれぞれ記録しておくと、血圧の変化を確認しやすくなります。
測定値は血圧手帳やアプリなどに継続して記録する
測定した血圧は、血圧手帳やアプリなどに記録しておきましょう。
日付や時間とともに朝・夜の数値を残しておくと、日々の血圧の変化を振り返りやすくなります。
家庭血圧の測定値が安定しないときの確認ポイント
家庭血圧を毎日測っていると、「昨日より数値が高い」「朝と夜で大きく違う」など、測定値の変化が気になることがあります。
ここでは、測定条件や姿勢を見直すポイントと、大きな変動が続く場合に医師へ相談する目安を順に説明します。
時間や測定前の条件がそろっているか確認する
測定値が安定しないときは、測る時間や測定前の条件を確認しましょう。
食事・飲酒・喫煙・運動などの影響を避け、朝と夜それぞれでできるだけ同じ条件にそろえることが大切です。
姿勢やカフの位置を改めて確認する
測定するときは背中を背もたれにつけ、両足を床につけて、腕を心臓と同じ高さに保ちます。
カフの位置も確認し、毎回同じ姿勢と正しい位置で測るようにしましょう。
大きな変動が続く場合は自己判断せず医師に相談する
家庭血圧の大きな変動が何日も続く場合は、自己判断せず医師に相談しましょう。
受診するときに朝・夜の測定記録を持参すると、血圧の変化を確認してもらいやすくなります。
まとめ
家庭血圧は、朝と夜にできるだけ同じ時間・条件で測り、毎日の変化を記録していくことが大切です。
正しい姿勢やカフの位置を意識し、食事や運動などの影響を受けにくい状態で測るようにしましょう。
血圧は日によって変動するため、1回の数値だけで一喜一憂する必要はありません。
朝・夜の記録を続けながら血圧の傾向を確認し、大きな変動が続くなど気になることがあれば、記録を持参して医師に相談しましょう。