消化・腸内環境の改善

▶おならが多いと病気の可能性はある?受診を考えたい症状と原因を解説

はじめに

「最近おならの回数が増えたけれど、何か病気が隠れているの?」
「どんな症状があれば病院を受診したほうがいい?」と不安になっていませんか。

食後だけでなく仕事中や外出先でも何度もおならが出たり、お腹の張りや便通の変化まで続いたりすると、単なる食べすぎや体質の問題なのか判断できず心配になりますよね。

この記事では、おならが増える主な原因や考えられる病気、受診を考えたい症状について紹介します。

おならが多いだけで病気とは限らない?

おならの回数が増えると病気ではないかと心配になりますが、必ずしも病気が原因とは限りません。

ここでは、病気以外でおならが増える主な原因について説明します。

食事や早食いによって一時的におならが増えることがある

食事をすると、食べ物と一緒に飲み込んだ空気の一部が腸まで移動し、おならとして排出されます。

特に早食いは空気を飲み込みやすくなるため、おならの回数が一時的に増えることがあります。

また、腸内細菌が食べ物を分解するときにもガスが発生するため、食事内容によっては食後におならが増える場合もあります。

便秘やストレスなどで腸内にガスがたまりやすくなることもある

便秘になると便が腸内に長くとどまり、発生したガスもたまりやすくなるため、お腹の張りやおならの増加につながることがあります。

また、ストレスによって腸の動きが変化すると、便やガスがスムーズに移動しにくくなり、ガスがたまりやすくなる場合もあります。

おならが多いときに受診を考えたい症状

おならが多いだけであれば、食事や便秘など一時的な原因で起こることもあります。

ここでは、おならが多いときに医療機関への受診を考えたい症状について説明します。

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群(IBS)では、腹痛とともに下痢や便秘などの便通異常を繰り返すことがあります。

腸の動きや知覚の変化によって、お腹の張りやガスが気になる場合もあります。

おならの増加に加えて腹痛や便通異常が続く場合は、医療機関へ相談しましょう。

SIBO(小腸内細菌異常増殖症)

SIBO(小腸内細菌異常増殖症)では、小腸内で細菌が増えることで、食べ物の発酵によるガスが多く発生することがあります。

そのため、食後にお腹の張りやおならが目立つ場合があります。

こうした症状を繰り返す場合は、自己判断せず医療機関へ相談しましょう。

炎症性腸疾患

炎症性腸疾患では腸に慢性的な炎症が起こり、下痢や血便、腹痛などが続くことがあります。

おならが増えただけで判断することはできませんが、血便が繰り返し出る場合や下痢が長引いている場合は、医療機関を受診して原因を確認しましょう。

大腸ポリープや大腸がん

大腸ポリープや大腸がんでは、病変の位置や大きさによって便秘や下痢など、便通に変化が現れることがあります。

それに伴い、お腹の張りやガスの出方が以前と変わる場合もあります。

便通の変化が続いている場合や血便を伴う場合は、医療機関へ相談しましょう。

おならが多いときに受診を考えたい症状

おならが多くても、それだけで受診が必要とは限りません。

ここでは、おならが多いときに受診を考えたい具体的な症状を説明します。

血便や黒い便が出ている

便に赤い血が混じっている場合や、黒くタール状の便が出ている場合は、消化管から出血している可能性があります。

おならの増加とともにこうした便がみられる場合は、放置せず医療機関を受診しましょう。

特に出血量が多い場合や黒い便が繰り返し出る場合は、早めの受診が必要です。

強い腹痛や長引く腹痛がある

おならが多い状態に強い腹痛を伴う場合や、腹痛が何日も続いている場合は、医療機関への相談を検討しましょう。

特に突然激しい痛みが現れた場合や、時間が経っても治まらない場合は、早めの受診が必要です。

受診時には、痛みが始まった時間や続いている期間を伝えるとよいでしょう。

下痢や便秘など便通の変化が続いている

おならが増えたうえに、下痢や便秘など普段と異なる便通が続いている場合は注意が必要です。

便の回数や硬さなどの変化が数週間続いている場合は、医療機関へ相談しましょう。

受診時には、いつごろから便通が変わったのかを伝えます。

原因がわからない体重減少がある

食事量を減らしたり運動量を増やしたりしていないのに体重が減り続けている場合は、医療機関への相談を検討しましょう。

おならの増加とともに意図しない体重減少が続く場合は、体重の変化を記録しておくと、受診時に症状の経過を伝えやすくなります。

おならの増加やお腹の張りが数週間続いている

おならの増加やお腹の張りが一時的ではなく、数週間にわたって続いている場合は、医療機関への相談を検討しましょう。

食事や排便のあとも症状を繰り返し、なかなか改善しない場合は、いつから続いているのかや症状が出る頻度を記録しておくと受診時に役立ちます。

以前より急におならが増えた・症状が明らかに変化した

以前より急におならが増えたり、お腹の張り方などが明らかに変わったりした場合は、その変化が続いていないか確認しましょう。

食事内容などに思い当たる変化がないまま症状が続く場合は、医療機関へ相談し、いつごろから症状が変わったのかを伝えるとよいでしょう。

おならが多くて心配なときは何科を受診する?

おならが多い状態に加えて、腹痛や下痢、便秘などの便通異常がある場合は、消化器内科が主な相談先になります。

ここでは、受診する診療科と医療機関で行われる確認について説明します。

腹痛や便通異常を伴う場合は消化器内科を受診する

おならの増加に加えて、腹痛や下痢、便秘などの便通異常が続いている場合は、消化器内科を受診しましょう。

消化器内科では胃や腸などの状態を確認し、症状の原因を調べます。

受診時には、おならが増えた時期や腹痛の有無、便通の変化などを伝えるとよいでしょう。

受診すると問診や検査で原因を確認する

医療機関では、おならが増えた時期や便通の変化、食事内容などを問診で確認します。

そのうえで必要に応じて、血液検査や便検査、画像検査などを行い、症状の原因を調べます。

受診前に症状の経過を簡単に記録しておくと、診察時に伝えやすくなります。

まとめ

おならが多くなる原因には、早食いによる空気の飲み込みや食事内容、便秘、ストレスなどがあり、回数が増えただけで病気とは限りません。

一方で、腹痛や下痢・便秘を伴う場合は過敏性腸症候群(IBS)などが関係していることがあり、血便や黒い便、原因不明の体重減少がある場合は受診が必要です。

おならやお腹の張りが数週間続く場合や、以前より急に症状が変化した場合も、そのままにせず医療機関へ相談しましょう。

腹痛や便通異常を伴う場合は消化器内科を受診し、おならが増えた時期や便の変化、食事内容などを伝えて原因を確認することが大切です。

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