目次
はじめに
「花粉症の症状はサプリメントで軽減できるの?」
「鼻水やくしゃみ、目のかゆみを和らげるためには、どんな成分が入ったサプリを選べばいいの?」と気になっていませんか。
花粉が飛び始める季節になると、外出中や仕事中に鼻水やくしゃみが続き、薬以外の方法としてサプリメントを取り入れてみたいと思うことがありますよね。
この記事では、花粉症とサプリメントの関係や注目される成分、目的に合った商品の選び方、摂取するときの注意点について、順を追って説明していきます。
サプリで花粉症の症状は軽減できる?

サプリメントには、花粉症の症状を和らげる可能性が研究されている成分がありますが、摂取すれば必ず鼻水やくしゃみ、目のかゆみが改善するわけではありません。
ここでは、花粉症対策におけるサプリメントの役割と、期待できる範囲について順に説明します。
サプリは花粉症の治療ではなく補助として取り入れる
サプリメントは花粉症を治療する医薬品ではなく、毎日の健康管理を補助するものです。
鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの症状には、抗ヒスタミン薬や点鼻薬などによる治療が基本となります。
サプリメントの成分には症状を和らげる可能性が研究されているものもありますが、医薬品の代わりにはならないため、治療を続けながら補助的に取り入れることが大切です。
サプリによる実感や期待できる範囲には個人差がある
サプリメントによる花粉症への効果は、体質や症状の程度、配合されている成分などによって異なります。
同じ成分を摂取しても、症状の変化を感じる人もいれば、ほとんど変化を感じない人もいるため、必ず改善するとは限りません。
また、成分によって研究結果も異なるため、期待できる効果や科学的根拠を確認しながら選ぶことが大切です。
花粉症対策のサプリで注目される成分
花粉症対策のサプリメントには、乳酸菌やビフィズス菌、ビタミンC・ビタミンE、ポリフェノール、EPA・DHAなどの成分が使用されています。
ここでは、花粉症対策で注目される4つの成分について、それぞれの特徴と研究されている働きを順に説明します。
乳酸菌・ビフィズス菌
乳酸菌やビフィズス菌は、腸内環境を整える働きが知られており、花粉症との関係についても研究されています。
腸には多くの免疫細胞が存在するため、腸内環境が免疫機能に与える影響にも注目が集まっています。
一部の菌株では鼻水や目のかゆみが軽減したという報告もありますが、菌株の種類や摂取量によって結果が異なるため、すべての商品に同じ効果が期待できるわけではありません。
ビタミンC・ビタミンE
ビタミンCとビタミンEは、細胞を酸化によるダメージから守る抗酸化作用を持つ栄養素です。
花粉症ではアレルギー反応によって炎症が起こるため、これらのビタミンと炎症反応の関係についても研究されています。
ただし、サプリメントとして摂取することで鼻水やくしゃみ、目のかゆみが軽減するという十分な科学的根拠は、まだ確立されていません。
ポリフェノール
ポリフェノールは植物に含まれる成分で、抗酸化作用や炎症を抑える可能性から花粉症対策でも注目されています。
代表的なケルセチンやカテキンなどは、アレルギー反応に関わる物質への働きが研究されています。
ただし、成分の種類や摂取量によって結果が異なるため、ポリフェノールを含むすべてのサプリメントに花粉症の症状を和らげる効果があるとは限りません。
EPA・DHA
EPAとDHAは、青魚などに多く含まれるオメガ3系脂肪酸で、体内の炎症反応や免疫機能との関係が研究されています。
特にEPAは炎症に関わる物質の働きに影響することが知られており、DHAも免疫機能との関係が注目されています。
ただし、サプリメントとして摂取することで花粉症の症状が改善するという十分な科学的根拠は、まだ確立されていません。
花粉症対策のサプリを選ぶときのポイント
花粉症対策のサプリメントを選ぶ際は、配合されている成分や含有量、摂取方法を確認することが大切です。
ここでは、花粉症対策のサプリメントを選ぶ際に確認したい3つのポイントについて順に説明します。
配合されている成分と含有量を確認する
花粉症対策のサプリメントを選ぶ際は、配合成分と1日当たりの含有量を確認しましょう。
乳酸菌やビフィズス菌なら菌株の種類や菌数、ビタミンやEPA・DHAなら配合量を確認すると、商品ごとの違いを比較しやすくなります。
ただし、含有量が多いほど効果が高まるわけではないため、研究で使用された成分や摂取量も参考にしながら選ぶことが大切です。
毎日続けやすい形状と摂取量で選ぶ
サプリメントは、毎日無理なく摂取できる形状や摂取量で選ぶことも大切です。
錠剤やカプセル、粉末などさまざまな種類があるため、自分が飲みやすいものを選ぶと続けやすくなります。
また、商品によって1日に必要な粒数や回数が異なるので、購入前に確認し、記載された目安量を守って取り入れましょう。
原材料や添加物の表示を確認する
サプリメントを購入する際は、主成分だけでなく、原材料や添加物の表示も確認しましょう。
商品によっては、カプセルの原料や製造時に使用される添加物が含まれている場合があります。
特に食物アレルギーがある人は、乳成分や大豆、ゼラチンなどが使用されていないか確認し、安心して摂取できる商品を選ぶことが大切です。
花粉症対策で検討したいサプリメント4選
花粉症対策を意識したサプリメントには、乳酸菌やビタミンD、甜茶エキスなどを配合した商品があります。
ここでは、実際に販売されている4つの商品を取り上げ、それぞれの配合成分や特徴、摂取目安量を比較しながら紹介します。
| 商品名 | 主な配合成分 | 1日の目安量 |
|---|---|---|
| アレルケア 甜茶パワープラス | L-92乳酸菌・甜茶エキス | 3粒 |
| ファンケル 免疫サポート 粒タイプ | プラズマ乳酸菌・ビタミンD・ビタミンC | 1粒 |
| DHC 甜茶 | 甜茶エキス・しその実油 | 4粒 |
| 小林製薬 ビタミンD 乳酸菌プラス | ビタミンD・乳酸菌 | 1粒 |
※いずれも花粉症の予防効果が確立された医薬品ではありません。
アレルケア 甜茶パワープラス|乳酸菌と甜茶エキスを配合
アレルケア 甜茶パワープラスは、アサヒグループのL-92乳酸菌と甜茶エキスを組み合わせたサプリメントです。
1日3粒を目安に、L-92乳酸菌20.7mgと甜茶エキス100mgを摂取できます。
乳酸菌と植物由来の成分をまとめて取り入れたい方が比較しやすい商品です。
ファンケル 免疫サポート 粒タイプ|プラズマ乳酸菌とビタミンDを配合
ファンケルの免疫サポート 粒タイプは、プラズマ乳酸菌にビタミンDやビタミンCなどを組み合わせた機能性表示食品です。
1日1粒を目安に、プラズマ乳酸菌1,000億個とビタミンD5.5μgを摂取できます。
毎日の健康管理として、乳酸菌とビタミンを一緒に補いたい方に向いています。
DHC 甜茶|甜茶エキスとシソ由来成分を配合
DHC 甜茶 30日分は、甜茶エキスにしその実油、メリッサエキス、イチョウ葉エキスを配合したサプリメントです。
1日4粒を目安に、甜茶エキス末600mgとしその実油600mgを摂取できます。
甜茶とシソ由来の成分をまとめて取り入れたい方が検討しやすい商品です。
小林製薬 ビタミンD 乳酸菌プラス|ビタミンDと乳酸菌を配合
小林製薬のビタミンD 乳酸菌プラスは、ビタミンDと乳酸菌を組み合わせた栄養補助食品です。
1日1粒を目安に、ビタミンD30μgと乳酸菌10億個を摂取できます。
ビタミンDの補給を重視しながら乳酸菌も取り入れたい方が比較しやすい商品ですが、ほかのビタミンD製品との重複には注意しましょ
花粉症対策でサプリを取り入れるときの注意点
花粉症対策としてサプリメントを取り入れる際は、薬との飲み合わせや日常生活での対策にも注意する必要があります。
ここでは、薬との飲み合わせ、花粉を避ける対策、症状が強い場合の医療機関への受診について順に説明します。
薬を使用している場合は飲み合わせを確認する
花粉症の治療薬などを使用している場合は、サプリメントとの飲み合わせを確認することが大切です。
配合成分によっては薬の作用に影響したり、副作用が生じたりする可能性があるため、特に複数の薬を服用している人は注意しましょう。
気になる場合は、商品名や配合成分を医師や薬剤師に伝えて相談し、治療薬を自己判断で中止しないようにしてください。
サプリだけに頼らず花粉を避ける対策も行う
花粉症の症状を抑えるには、サプリメントだけに頼らず、日常生活で花粉を避けることも大切です。
外出時にマスクや眼鏡を着用すると、鼻や目に入る花粉の量を減らせます。また、帰宅時には衣服や髪に付いた花粉を払い落とし、室内に持ち込まないようにしましょう。
こうした対策を日頃から続けることで、花粉との接触を減らしやすくなります。
症状が強い場合は医療機関を受診する
花粉症の症状が強い場合は、サプリメントだけで対処しようとせず、医療機関に相談しましょう。
特に鼻づまりで眠れない場合や、鼻水やくしゃみで日常生活に支障が出ている場合は、耳鼻咽喉科などの受診をおすすめします。
症状に合わせて抗ヒスタミン薬や点鼻薬などによる治療を受けられるため、無理に我慢せず、適切な治療を取り入れることが大切です。
まとめ
花粉症対策のサプリメントには、乳酸菌・ビフィズス菌、ビタミン類、ポリフェノール、EPA・DHAなどがあります。ただし、症状を改善する効果が十分に確認されていない成分もあるため、過度な期待は避けましょう。
選ぶ際は、配合成分や含有量、飲みやすさを確認し、無理なく続けられるものを選ぶことが大切です。
また、サプリメントは治療薬の代わりにはならないため、花粉を避ける対策も取り入れ、症状が強い場合は医療機関に相談しましょう。