目次
はじめに
「健康診断でコレステロールや中性脂肪を指摘されたけれど、サプリを飲めば改善できるの?」
「トクホの商品も見かけるけれど、サプリとは何が違うのかな」と気になっていませんか。
検査結果を見て食生活を変えようと思っても、ドラッグストアや通販にはコレステロールや中性脂肪に関する商品が多く、どれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、脂質異常症が気になるときにサプリやトクホに期待できること、それぞれの違いや選び方、利用する際の注意点を解説します。
脂質異常症の人はサプリやトクホを利用できる?

脂質異常症がある場合、「サプリやトクホを取り入れてもよいのか」「薬の代わりとして使えるのか」と気になる人もいるでしょう。
ここでは、トクホの位置づけや取り入れ方、医療機関の受診を優先したほうがよいケースについて解説します。
トクホ
トクホ(特定保健用食品)は、健康の維持に役立つことを目的とした食品で、脂質異常症を治療する医薬品ではありません。
コレステロールなどに関する表示がある商品もありますが、治療薬の代わりとして使うものではない点を理解しておきましょう。
すでに脂質異常症と診断されている場合は、医師の指示に沿って治療を続けることが大切です。
生活習慣の改善とあわせて取り入れることが基本
トクホを利用するときも、食事や運動などの生活習慣を整えることが基本です。
商品に表示された1日の摂取目安量を守り、トクホを摂っているからと安心して食事量や脂質の摂取量が増えないように気をつけましょう。
毎日の生活習慣を見直しながら、健康管理を補うものとして上手に取り入れてみてください。
「具体的に食事の何を変えればよいの?」と迷う場合は、脂質異常症で意識したい食べ物や控えたい食品を確認しておくと、毎日の食事を見直しやすくなります。
▶脂質異常症の食事で気をつけることは?おすすめの食べ物や控えたい食品を解説
医療機関の受診が優先されるケースもある
健康診断でLDLコレステロールや中性脂肪などの異常を指摘され、再検査や受診を勧められている場合は、トクホで様子を見るよりも医療機関を受診することが大切です。
すでに脂質異常症の治療を受けている人も、自己判断で薬をやめたり、トクホに切り替えたりすることは避けましょう。
トクホを取り入れたい場合は、検査結果や治療状況を踏まえて、併用してもよいか医師や薬剤師に相談すると安心です。
脂質異常症向けのサプリやトクホを選ぶポイント
脂質異常症向けのサプリやトクホを選ぶときは、どの商品でも同じ働きが期待できるわけではありません。
ここでは、自分の目的に合ったサプリやトクホを選ぶための見方を順番に解説します。
コレステロール向けと中性脂肪向けのトクホの違い
トクホには、コレステロールに着目した商品と中性脂肪に着目した商品があり、それぞれ表示されている働きが異なります。
健康診断でLDLコレステロールなどが気になった場合はコレステロールに関する表示を、中性脂肪が気になる場合は中性脂肪に関する表示を確認してみましょう。
数値だけを見て商品を選ぶのではなく、自分が気になっている項目と商品の表示が合っているかを確かめることが大切です。
健康診断で指摘された数値が「LDLコレステロール」と「中性脂肪」のどちらなのか分からない場合は、それぞれの違いや基準値も確認しておくと、自分が優先したい対策を判断しやすくなります。
▶LDLコレステロールと中性脂肪の違いは?基準値や高くなる原因を解説
表示されている働きや目的に合わせて選ぶ
トクホを選ぶときは、パッケージに記載されている許可表示を確認しましょう。
「コレステロールが高めの方に適する」「食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする」など、期待できる働きや対象は商品によって異なります。
気になる数値に合った商品を選べるよう、成分だけでなく許可表示まで確認しておくと選びやすくなります。
続けやすい価格や飲みやすさも確認する
トクホを継続して取り入れるなら、価格や飲みやすさも確認しておきたいポイントです。
商品そのものの価格だけでなく1日あたりの費用を比べるほか、1日に摂る量や回数、粒タイプであれば大きさなども確認してみましょう。
目的に合った商品でも続けることが負担になってしまわないよう、毎日の生活に無理なく取り入れられるものを選ぶことが大切です。
脂質異常症でサプリやトクホを利用するときの注意点
脂質異常症でサプリやトクホを取り入れる場合は、健康食品だからといって自己判断で使い続けるのは避ける必要があります。
ここでは、サプリやトクホを利用するときに押さえておきたい注意点を解説します。
薬を服用している人は自己判断で併用しない
脂質異常症の治療薬を服用している人は、自己判断でサプリやトクホを追加せず、まずは医師や薬剤師に相談しましょう。
その際は、利用したい商品の名称や成分、1日の摂取目安量が分かるパッケージなどを見せると確認してもらいやすくなります。
併用しても問題ないことを確認したうえで、商品に表示された方法を守って取り入れることが大切です。
摂取目安量を守り過剰な期待をしない
サプリやトクホを利用するときは、商品に表示された1日の摂取目安量を守りましょう。
早く変化を感じたいからと量を2倍、3倍に増やしても、その分だけ効果が高まるわけではありません。
特にトクホは脂質異常症を治療する薬ではないため、過度な効果を期待せず、表示された範囲で上手に取り入れることが大切です。
健康診断の結果を確認しながら継続する
サプリやトクホを続ける場合は、健康診断や医療機関の血液検査で、LDLコレステロールや中性脂肪などの数値を確認していきましょう。
前回の結果と比べることで、数値がどのように変化しているかを把握しやすくなります。
高い状態が続いている場合や再検査・受診を勧められた場合は、トクホだけで様子を見続けず、案内された時期に医療機関へ相談することが大切です。
脂質異常症向けサプリやトクホに関するよくある質問
脂質異常症向けのサプリやトクホを検討すると、「サプリだけで改善できるのか」「機能性表示食品とは何が違うのか」と疑問に感じることがあります。
ここでは、脂質異常症向けサプリやトクホについてよくある疑問を順番に解説します。
サプリやトクホだけで脂質異常症は改善できる?
サプリやトクホだけで、脂質異常症を改善できるとは限りません。
トクホはコレステロールや中性脂肪などに関する働きが表示された商品もありますが、脂質異常症を治療するための医薬品ではありません。
すでに脂質異常症と診断されている場合は、トクホだけに頼らず、医師の指示に沿って治療を続けることが大切です。
機能性表示食品との違いは?
トクホと機能性表示食品では、機能性を表示するための仕組みに違いがあります。
トクホは国が有効性や安全性などを個別に審査し、消費者庁長官の許可を受けた食品です。
一方、機能性表示食品は事業者が安全性や機能性の根拠となる情報を消費者庁へ届け出る制度で、国が商品ごとに審査して許可するものではないため、選ぶ際はパッケージの表示を確認しておきましょう。
いつから効果を期待できる?
サプリやトクホを取り入れてから変化が期待できる時期は、商品や成分によって異なります。
商品の機能性を確認した試験では、4週間や8週間、12週間など一定期間の摂取を続けて評価している場合もあるため、商品ごとの情報を確認してみましょう。
数日だけで効果を判断せず、表示された摂取方法を守りながら、健康診断や血液検査の結果も確認していくことが大切です。
まとめ
サプリやトクホは、コレステロールや中性脂肪が気になるときの健康管理に取り入れられますが、脂質異常症を治療する薬ではありません。
選ぶ際は、健康診断で気になった項目と商品の表示を照らし合わせ、摂取目安量や続けやすさも確認してみましょう。
また、サプリやトクホだけに頼るのではなく、食事や運動などの生活習慣を整えることも大切です。
再検査や受診を勧められている場合は自己判断で様子を見続けず、まずは医療機関に相談しながら、自分に合った対策を続けていきましょう。