目次
はじめに
「マグネシウムを摂ると血圧は下がるのだろうか」
「サプリや食事で補えば、高めの血圧対策になるのだろうか」と気になっていませんか。
健康診断で血圧を指摘されたり、自宅で測った数値が以前より高く感じられたりすると、普段の食事や不足しがちな栄養素を見直して、できる対策を探したくなることがありますよね。
この記事では、マグネシウムが血圧に関わる理由や期待できる効果、摂取量の考え方、取り入れる際の注意点について順を追って説明していきます。
マグネシウムは血圧改善に役立つ?

マグネシウムは、血圧の維持に関わる栄養素のひとつとして注目されていますが、摂取すれば必ず血圧が下がるというものではありません。
ここでは、マグネシウムと血圧の関係や、薬との違いについて説明していきます。
マグネシウムは血圧に関係する可能性がある
マグネシウムは、血管の収縮や拡張に関わるミネラルで、血圧の調整にも関係すると考えられています。
食事から十分に摂取している人ほど血圧が低い傾向を示す研究もありますが、摂取すれば必ず血圧が下がるわけではなく、影響には個人差があります。
高血圧の改善を目的にする場合は薬の代わりにならない
マグネシウムは血圧管理を支える栄養素の一つですが、高血圧の治療薬の代わりにはなりません。
降圧薬を服用している場合は自己判断で中止・変更せず、食事や生活習慣の見直しとあわせて無理なく取り入れていきましょう。
すでに降圧薬を飲んでいて、マグネシウムとの併用が気になる方は、飲み合わせについても確認しておくと安心です。
▶マグネシウムと血圧の薬は併用できる?飲み合わせと注意点を解説
マグネシウムと血圧に関係があるとされる理由
マグネシウムが血圧と関係すると考えられているのは、体内で血管の状態や血圧の調整に関わる働きをしているためです。
ここでは、マグネシウムが血圧に影響するとされる理由について、体内での働きや不足との関係から説明していきます。
血管の収縮や拡張に関わっている
マグネシウムは、血管の筋肉が収縮したり緩んだりするときの働きに関わるミネラルです。
血管の状態を保つうえで必要な栄養素の一つであり、血圧の調整にも関係していると考えられています。
マグネシウム不足と血圧との関連が指摘されている
マグネシウムの摂取量が少ない人では、血圧が高い傾向との関連が報告されています。
ただし、血圧には塩分摂取や体重、運動習慣などさまざまな要因が関係するため、マグネシウム不足だけが原因とは限りません。
マグネシウムと血圧に関する研究結果
マグネシウムと血圧の関係については、これまでに複数の研究で検討されており、摂取による血圧への影響が報告されています。
ここでは、マグネシウム摂取による血圧への影響と、血圧管理で考える際のポイントについて説明していきます。
摂取による血圧への影響はどの程度報告されているか
マグネシウムの摂取によって、血圧がわずかに低下したという研究結果があります。
特に血圧が高めの人で低下がみられた報告もありますが、変化は数mmHg程度にとどまることが多く、効果には個人差があります。
血圧対策として考えるときの注意点
マグネシウムは血圧管理を支える栄養素の一つですが、摂取するだけで高血圧を改善できるものではありません。
血圧が高い状態が続く場合は測定値を確認し、必要に応じて医療機関へ相談しましょう。
また、サプリメントを利用する場合は、摂りすぎにならないよう1日の摂取量を確認することも大切です。
マグネシウムを含む食品と摂り方
マグネシウムは、特定の食品だけでなく、日々の食事からも摂取できる栄養素です。
ここでは、普段の食事に取り入れやすいマグネシウムを含む食品や、不足を防ぐために意識したい食習慣について説明していきます。
普段の食事で取り入れやすい食品
マグネシウムは、海藻類や豆類、ナッツ類、魚介類など、身近な食品に含まれています。
わかめや豆腐、納豆など普段の食事に取り入れやすい食品も多いため、特定の食品に偏らず、さまざまな食品から摂ることを意識しましょう。
不足を防ぐために見直したい食習慣
マグネシウム不足を防ぐには、特定の食品に偏らず、バランスのよい食事を心がけることが大切です。
外食や加工食品が多い場合は、豆類や海藻類、野菜などを取り入れながら、毎日の食事を少しずつ見直してみましょう。
マグネシウムを補うときの注意点
マグネシウムは食事から摂取できる栄養素ですが、不足を補う目的でサプリメントを利用する場合は摂取量や体の状態に注意が必要です。
ここでは、マグネシウムを補う際に確認したいポイントについて説明していきます。
サプリメントを利用する場合のポイント
マグネシウムをサプリメントで補う場合は、商品に記載された1日の摂取目安量を守ることが大切です。
多く摂れば血圧への効果が高まるわけではなく、摂りすぎると下痢などを起こすことがあるため、必要以上の摂取は避けましょう。
サプリで補う場合、「1日にどのくらいまでなら摂ってよいの?」と迷う方は、摂取量の目安や上限も確認しておきましょう。
▶マグネシウムは1日どのくらい必要?摂取量の目安と上限を解説
腎機能低下や薬を服用している場合の確認事項
腎機能が低下している場合や薬を服用している場合は、マグネシウムのサプリメントを利用する前に医師や薬剤師へ相談しましょう。
自己判断で摂取を始めたり薬の量を変えたりせず、服用中の薬や体の状態を伝えたうえで確認すると安心です。
まとめ
マグネシウムは血圧の調整に関わる栄養素ですが、摂れば必ず血圧が下がるものではありません。
血圧が気になるからといってマグネシウムだけに頼るのではなく、まずは毎日の食事や生活習慣を整えることが大切です。
取り入れる場合は、海藻類や豆類、ナッツ類など身近な食品から無理なく補うことを意識してみましょう。
サプリメントを利用するときは摂りすぎに注意し、腎機能が低下している方や薬を服用している方は、事前に医師や薬剤師へ相談すると安心です。
血圧が高い状態が続いている場合は自己判断で様子を見続けず、日々の血圧を確認しながら、必要に応じて医療機関へ相談しましょう。