はじめに
「病院で測ると血圧が高くなるのは、緊張しているせい?」
「自宅では低いのに、病院で高い数値が出たら高血圧なの?」と気になっていませんか。
自宅では落ち着いた数値なのに、健康診断や診察室で血圧計を巻かれると緊張し、いつもより高い数値が表示されると不安になりますよね。
この記事では、病院で血圧が高くなる理由や緊張との関係、家庭血圧の測り方と数値の見方について順を追って説明していきます。
病院だと血圧が高くなるのはなぜ?
病院で血圧を測ると、自宅で測ったときより高い数値が出ることがあります。
ここでは、緊張によって血圧が上がる仕組みと白衣高血圧について説明します。
診察室では緊張や不安によって一時的に血圧が上がることがある
診察室で緊張や不安を感じると、交感神経が活発になり、心拍数の増加や血管の収縮によって血圧が一時的に上がることがあります。
そのため、病院では自宅より高い数値が出ることもありますが、上昇幅には個人差があり、「何mmHg上がる」と一律には判断できません。
病院では高く家庭では正常な状態を白衣高血圧という
診察室では血圧が高いものの、家庭では高血圧の基準を下回る状態を「白衣高血圧」といいます。
目安として診察室血圧が140/90mmHg以上、家庭血圧が135/85mmHg未満の場合に疑われるため、病院で高い数値が出たときは家庭血圧もあわせて確認することが大切です。
病院と家庭で血圧が違うときは家庭血圧も確認する
病院で測った血圧と自宅で測った血圧に差がある場合は、診察室での1回の数値だけで判断せず、家庭血圧も確認することが大切です。
ここでは、家庭血圧を確認するときの測り方と記録のポイントについて説明します。
病院で測った1回の血圧だけで判断しない
病院では緊張や不安によって、一時的に血圧が高くなることがあります。
そのため、診察室で測った1回の数値だけで判断せず、自宅で測った家庭血圧もあわせて確認し、普段の血圧の状態を把握することが大切です。
家庭血圧は朝と夜に決まった条件で測る
家庭血圧は、朝は起床後1時間以内の排尿後、朝食や服薬の前に、夜は就寝前に測ります。
測定前は椅子に座って1〜2分安静にし、上腕式血圧計のカフを心臓と同じ高さにして測るようにしましょう。
測定した血圧は記録して受診時に医師へ伝える
家庭で測った血圧は、その都度記録しておきましょう。
2回測定した場合は両方の数値を記録し、受診時に医師へ見せることで、病院で測った血圧とあわせて確認してもらいやすくなります。
病院と家庭の血圧はどう見ればよい?
病院と家庭で測った血圧に差がある場合は、どちらか一方の数値だけを見るのではなく、両方を比べて確認することが大切です。
ここでは、病院と家庭の血圧の組み合わせごとに、どのように見ればよいのかを説明します。
病院では高く家庭では低い場合は白衣高血圧の可能性がある
病院で140/90mmHg以上でも、家庭血圧が135/85mmHg未満であれば、白衣高血圧の可能性があります。
診察室では緊張や不安によって一時的に血圧が上がることがあるため、家庭で測った血圧もあわせて確認しましょう。
病院でも家庭でも高い場合は高血圧が続いている可能性がある
病院で140/90mmHg以上、家庭で135/85mmHg以上の状態が続く場合は、普段の生活でも血圧が高い可能性があります。
朝と夜に測った家庭血圧を記録し、病院での測定値とあわせて医師に確認してもらいましょう。
病院では正常でも家庭で高い場合も医師に相談する
病院で140/90mmHg未満でも、家庭血圧が135/85mmHg以上の状態が続く場合は、仮面高血圧の可能性があります。
病院で正常だからと自己判断せず、朝と夜の家庭血圧を記録して受診時に医師へ伝えましょう。
病院で血圧を測るときに緊張を減らすポイント
病院で血圧を測るときに緊張しやすい場合は、測定前の過ごし方や医療スタッフへの伝え方を工夫しましょう。
ここでは、血圧測定前の過ごし方と、緊張しやすい場合の伝え方について説明します。
測定前は座って安静にしてから測る
病院で血圧を測る前は、椅子に座って1〜2分ほど安静にしましょう。
歩いた直後や受付を済ませた直後は少し時間を置き、呼吸を整えてから測ります。
測定中は背もたれに背中をつけ、脚を組まず、会話を控えてリラックスすることも大切です。
緊張しやすいことを医師や看護師に伝える
病院で血圧を測ると緊張して高くなりやすい場合は、そのことを医師や看護師に伝えましょう。
「自宅では低いのに病院では高くなる」と伝え、家庭血圧の記録も見せることで、普段の血圧との違いを確認してもらいやすくなります。
まとめ
病院では、診察や検査への緊張や不安によって血圧が一時的に高くなることがあります。
病院で140/90mmHg以上でも家庭で135/85mmHg未満の場合は白衣高血圧、反対に病院では140/90mmHg未満でも家庭で135/85mmHg以上が続く場合は仮面高血圧の可能性があります。
そのため、病院で測った1回の数値だけで判断せず、家庭では朝と夜に決まった条件で血圧を測り、測定値を記録しておくことが大切です。
病院と家庭の血圧に差がある場合や家庭でも高い状態が続く場合は、記録した数値を医師に見せて確認してもらいましょう。