高血圧予防と血圧管理

▶血圧が高いのはどこから?高血圧の基準値と病院を受診する目安

はじめに

「血圧が高いのは、いくつから?」
「健康診断で高いと言われたけれど、病院を受診したほうがいいの?」と気になっていませんか。

自宅で血圧を測ったときに上が140mmHg前後だったり、健診で「血圧が高め」と指摘されたりすると、すぐに治療が必要なのか、しばらく様子を見てよいのか迷いますよね。

この記事では、高血圧の基準値や家庭血圧と診察室血圧の違い、医療機関を受診する目安について、順を追って説明していきます。

血圧が高いのはどこから?

血圧は、測定する場所によって高血圧の基準値が異なります。

ここでは、診察室血圧と家庭血圧の基準値、上と下の血圧の見方について説明します。

診察室血圧は140/90mmHg以上が高血圧の基準

診察室血圧では、収縮期血圧が140mmHg以上、または拡張期血圧が90mmHg以上の場合、高血圧の基準に該当します。

上と下の血圧の両方ではなく、どちらか一方が基準以上の場合も該当します。

家庭血圧は135/85mmHg以上が高血圧の基準

家庭血圧では、収縮期血圧が135mmHg以上、または拡張期血圧が85mmHg以上の場合、高血圧の基準に該当します。

診察室血圧よりも基準が低く設定されている点に注意しましょう。

上と下の血圧はどちらか一方が高くても高血圧に該当する

高血圧は、上と下の血圧のどちらか一方が基準以上の場合も該当します。

例えば、診察室血圧で上が140mmHg以上、下が90mmHg未満の場合でも、高血圧の基準に当てはまります。

血圧が1回高かっただけで高血圧と判断するわけではない

血圧は、測る時間帯や緊張、直前の運動などによって数値が変わるため、1回の測定値だけで高血圧と判断することはできません。

ここでは、血圧が変動する理由や家庭血圧の測り方、病院と家庭で数値が異なる場合の考え方を説明します。

血圧は測る時間や緊張などによって変動する

血圧は、測る時間帯や緊張、直前の運動などによって変化します。

そのため、1回だけ高い数値が出ても、その値だけで普段の血圧が高いとは判断できません。

家庭血圧は決まった条件で繰り返し測って確認する

家庭血圧は、できるだけ同じ条件で繰り返し測ることが大切です。

朝は起床後1時間以内で朝食や服薬の前、夜は就寝前を目安に測り、記録を続けることで普段の血圧を確認しやすくなります。

病院と家庭で血圧の数値が異なる場合もある

病院では緊張によって血圧が高くなる一方、病院では正常でも家庭で高くなる場合があります。

そのため、病院での測定値だけでなく、家庭血圧もあわせて確認することが大切です。

血圧が高いときに病院を受診する目安

血圧が高くても、どの数値や状況で医療機関に相談すればよいのか迷うことがあります。

ここでは、血圧の数値や指摘された状況に応じた受診の目安を説明します。

家庭血圧で135/85mmHg以上が続く場合は医療機関へ相談する

家庭血圧で135/85mmHg以上の状態が続く場合は、医療機関へ相談しましょう。

1回だけではなく、繰り返し基準以上になる場合は、普段から血圧が高い可能性があります。

健康診断で高血圧を指摘された場合は放置せず受診を検討する

健康診断で血圧の高さを指摘された場合は、放置せず医療機関への受診を検討しましょう。

自宅でも血圧を測って記録しておくと、受診時に普段の状態を伝えやすくなります。

血圧が著しく高い場合は早めに医療機関へ相談する

血圧が180/120mmHg以上など著しく高い場合は、通常の受診時期を待たず、早めに医療機関へ相談しましょう。

特に体調の変化がある場合は、血圧の数値だけで判断せず、速やかに相談することが大切です。

血圧が高く緊急の受診を検討したい症状

血圧が高いときに、胸の痛みや強い息苦しさ、突然の激しい頭痛などを伴う場合は注意が必要です。

ここでは、血圧が高いときに注意したい症状と受診の目安を説明します。

胸の痛みや強い息苦しさがある

血圧が高いときに胸の痛みや強い息苦しさがある場合は、自己判断で様子を見ず、速やかに医療機関を受診しましょう。

特に、症状が突然現れたり強くなったりした場合は、早急な対応が必要です。

突然の激しい頭痛や意識の異常がある

突然の激しい頭痛や、意識がもうろうとする、呼びかけに反応しにくいといった症状がある場合は注意が必要です。

血圧が高い状態でこうした症状が現れたら、様子を見続けず速やかに受診しましょう。

手足のまひ・しびれや言葉が出にくい症状がある

手足のまひやしびれ、言葉が出にくいなどの症状が突然現れた場合も、早急な対応が必要です。

血圧が高い状態でこうした症状がみられたら、時間をおかず医療機関を受診しましょう。

病院を受診する前に家庭血圧を記録しておく

病院での血圧だけでは普段の血圧を判断しにくいため、受診前から家庭血圧を記録しておくと診察時の確認に役立ちます。

ここでは、家庭血圧の測り方と、記録した内容を受診時に伝える方法を説明します。

朝と夜に決まった条件で血圧を測る

家庭血圧は、朝と夜の1日2回、できるだけ同じ条件で測りましょう。

朝は起床後1時間以内で排尿後、朝食や服薬の前に、夜は就寝前に測り、測定前は1〜2分ほど安静にします。

測定値と日時を記録して受診時に伝える

家庭血圧は、測定した日時と数値を記録しておくことが大切です。

受診時に記録を医師へ見せることで、診察室での血圧とあわせて普段の状態を確認しやすくなります。

まとめ

高血圧の基準は、診察室血圧と家庭血圧で異なります。

ただし、血圧はその日の体調や緊張などでも変わるため、1回の数値だけで判断せず、家庭でも朝と夜に測って普段の状態を確認することが大切です。

家庭血圧で高い状態が続く場合や、健康診断で高血圧を指摘された場合は、測定した血圧を記録して医療機関へ相談しましょう。

また、血圧が著しく高い場合や、胸の痛み、息苦しさ、激しい頭痛、手足のまひなどがある場合は、早めの受診を心がけてください。

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