はじめに
「自宅で測った血圧はいくつから高血圧になるの?」
「朝や夜に高い数値が出たけれど、病院を受診したほうがいい?」と気になっていませんか。
毎日家庭血圧を測っていると、上が130mmHg台や140mmHg台になったときに、このまま記録を続ければよいのか、医師に相談すべきなのか迷いますよね。
この記事では、家庭血圧の基準値や正しい測り方、血圧が高い状態が続いたときの受診の目安について解説します。
家庭血圧はいくつから高血圧?
家庭で測る血圧と、病院や診療所で測る血圧では、高血圧と判断する基準値が異なります。
ここでは、それぞれの基準値を分けて確認します。
家庭血圧は135/85mmHg以上が高血圧の基準
家庭で測る血圧は、収縮期血圧(上の血圧)が135mmHg以上、または拡張期血圧(下の血圧)が85mmHg以上の場合に高血圧の基準に該当します。
上と下のどちらか一方が基準値以上の場合も、高血圧に該当するため注意が必要です。
診察室血圧は140/90mmHg以上が高血圧の基準
病院や診療所で測る診察室血圧は、収縮期血圧(上の血圧)が140mmHg以上、または拡張期血圧(下の血圧)が90mmHg以上が高血圧の基準です。
家庭血圧と同じように、上と下のどちらか一方が基準値以上の場合も高血圧に該当します。
家庭血圧は1回高かっただけでは判断しない
家庭血圧は、1回の測定値だけで高血圧かどうかを判断するものではありません。
ここでは、家庭血圧の測定回数や記録方法、判断するときの考え方を説明します。
朝と晩に家庭血圧を測定する
家庭血圧は、朝と晩の1日2回を目安に測定します。
毎日できるだけ同じ時間帯や条件で測り、朝と晩の数値を分けて記録しておくと、血圧の変化を確認しやすくなります。
1機会に原則2回測定して平均値を記録する
朝と晩のそれぞれで原則2回測定し、その平均値を記録します。
平均値は、1回目と2回目の測定値を足して2で割ることで求められます。
複数日の測定結果をもとに判断する
家庭血圧は、1回や1日だけの数値ではなく、複数日の測定結果をもとに判断します。
一時的に高い数値が出てもすぐに高血圧と判断せず、朝と晩の測定を続けながら血圧の推移を確認しましょう。
家庭血圧が高いときの受診の目安
家庭血圧が高い場合は、数値が続いているか、普段の血圧と比べてどう変化しているかを確認して受診を判断します。
ここでは、家庭血圧が高いときの受診の目安を説明します。
135/85mmHg以上が続く場合は医療機関に相談する
家庭血圧で135/85mmHg以上の状態が複数日にわたって続く場合は、医療機関に相談しましょう。
1回の数値だけで判断せず、朝と晩に測った血圧を記録しておくと、受診時に医師へ伝えやすくなります。
治療中でも普段より高い状態が続く場合は主治医に相談する
高血圧の治療中でも、家庭血圧が普段より高い状態が続く場合は主治医に相談しましょう。
測定した血圧を記録して受診時に伝え、自己判断で薬の量や飲み方を変更しないことが大切です。
非常に高い血圧と強い症状がある場合は速やかに受診する
血圧が非常に高く、胸の痛みや強い息苦しさ、突然の激しい頭痛、手足のまひ、言葉が出にくいなどの症状がある場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
何度も血圧を測って自宅で様子を見続けず、早めに対応することが大切です。
家庭血圧を正しく測るためのポイント
家庭血圧は、測る時間や姿勢などの条件によって数値が変わることがあります。
ここでは、家庭血圧を測るときの具体的なポイントを説明します。
測定前は1~2分安静にする
家庭血圧を測る前は、椅子に座って1~2分ほど安静にします。
体を動かした直後は避け、呼吸を整えてから測定し、測定中も会話をせず静かに過ごしましょう。
椅子に座り腕を心臓の高さに合わせて測る
血圧を測るときは、背もたれのある椅子に座り、足を組まずに姿勢を整えます。
カフを巻いた腕は机などに置いて心臓と同じ高さに合わせ、測定中は体を動かさないようにしましょう。
朝は起床後1時間以内・晩は就寝前に測る
朝は起床後1時間以内に排尿を済ませ、朝食や服薬の前に測定します。
晩は就寝前を目安に、毎日できるだけ同じ条件で測るようにしましょう。
まとめ
家庭血圧は、収縮期血圧135mmHg以上または拡張期血圧85mmHg以上が高血圧の基準です。
ただし、1回の測定値だけで判断せず、朝と晩に原則2回ずつ測定し、複数日の記録を確認します。
135/85mmHg以上が続く場合は、測定した血圧を記録して医療機関に相談しましょう。
また、非常に高い血圧に胸の痛みや強い息苦しさ、突然の激しい頭痛、手足のまひなどを伴う場合は、速やかに受診することが大切です。