高血圧予防と血圧管理

▶血圧が高い原因とは?塩分以外に考えられる生活習慣や要因を解説

はじめに

「血圧が高いのは、やっぱり塩分の摂りすぎが原因なの?」
「食事に気をつけているのに血圧が高いのはなぜ?」と気になっていませんか。

健康診断で血圧が高いと指摘され、味噌汁や漬物を減らしてみたものの、数値が思うように下がらないと、ほかに見直すべきことがあるのか迷ってしまいますよね。

この記事では、血圧が高くなる主な原因を整理し、塩分以外に見直したい生活習慣や、医療機関への相談を考えるケースについて順を追って説明していきます。

血圧が高い原因は塩分だけではない?

血圧が高くなる背景には、塩分の摂り過ぎだけでなく、運動不足や体重増加、飲酒、睡眠不足など複数の生活習慣や体質が関係する場合があります。

ここでは、血圧の高さに関係する主な要因と、一時的な上昇と高い状態が続くケースの違いについて順に説明します。

複数の生活習慣や体質が関係する

血圧は塩分の摂り過ぎだけでなく、運動不足や体重増加、飲酒、睡眠不足など、さまざまな生活習慣が重なって高くなることがあります。

また、血圧の上がりやすさには体質による個人差もあるため、血圧が高いときは塩分だけでなく、普段の生活全体を振り返ることが大切です。

一時的な上昇と高い状態が続くケースを分けて考える

血圧は運動や入浴、緊張などによって一時的に上がることがあります。

1回だけ高い数値が出てもすぐに高血圧と判断せず、安静にして測り直し、その後の血圧も確認しましょう。

家庭血圧で135/85mmHg以上が続く場合は、高血圧の可能性があるため医療機関への相談を検討します。

塩分以外で血圧が高くなる生活習慣

血圧が高いときは、塩分の摂取量だけでなく、普段の食事量や体重、運動習慣、飲酒・喫煙、睡眠、ストレスなども確認する必要があります。

ここでは、塩分以外に血圧の高さと関係する生活習慣について、具体的な例を挙げながら順に説明します。

食べ過ぎや肥満・体重増加

食べ過ぎによって体重が増えると、血圧が高くなる要因になります。

特にBMIが25以上の肥満に該当する場合や、以前より体重が増えている場合は、普段の食事量を振り返ってみましょう。

血圧とあわせて体重の変化を確認することも大切です。

運動不足

運動不足も、血圧が高くなる要因の一つです。

座って過ごす時間が長く、普段あまり体を動かしていない場合は、無理のない範囲で歩く時間を増やすなど、有酸素運動を生活に取り入れてみましょう。

過度な飲酒や喫煙

飲酒量が多い状態が続くと、血圧が高くなる要因になります。

また、喫煙するとニコチンの作用によって一時的に血圧が上がるため、喫煙習慣にも注意が必要です。

飲酒量を見直すとともに、喫煙している場合は禁煙を検討しましょう。

睡眠不足

睡眠不足が続くことも、血圧が高くなる要因の一つです。

睡眠時間が短かったり、夜中に何度も目が覚めたりして十分に眠れていない場合は、就寝時間や起床時間など、普段の睡眠習慣を見直してみましょう。

ストレス

強いストレスを感じると交感神経が活発になり、血圧が一時的に上がることがあります。

ストレスを感じた直後は高い数値が出る場合もあるため、血圧を測るときは座って安静にしてから測定しましょう。

生活習慣以外で血圧が高くなる要因

血圧が高くなる原因には、食事や運動などの生活習慣だけでなく、年齢に伴う血管の変化や遺伝・体質、病気、服用している薬などが関係する場合もあります。

ここでは、生活習慣以外で血圧が高くなる主な要因について順に説明します。

加齢による血管の変化

年齢を重ねると血管が硬くなり、血液を送り出すときの抵抗が大きくなるため、血圧が上がりやすくなります。

特に収縮期血圧は加齢とともに高くなりやすいため、年齢のせいと考えず、家庭血圧を継続して確認することが大切です。

遺伝や体質

血圧の上がりやすさには、遺伝や体質も関係しています。

家族に高血圧の人がいる場合は血圧が高くなりやすい傾向がありますが、遺伝だけで決まるわけではありません。

家庭血圧が135/85mmHg以上で続く場合は、医療機関への相談を検討しましょう。

病気が原因となっている場合

腎臓や内分泌器官などの病気によって、血圧が高くなることもあります。

生活習慣を見直しても高い状態が続く場合や、これまで正常だった血圧が急に高くなった場合は、自己判断で原因を決めず、血圧の変化を医療機関で相談しましょう。

服用している薬などが影響する場合

服用している薬の種類によっては、血圧が上がることがあります。

薬を飲み始めてから血圧が変化した場合などは、自己判断で薬を中止したり量を減らしたりせず、薬の名前や服用量を医師や薬剤師に伝えて相談しましょう。

血圧が高いときに見直したいポイント

血圧が高いと感じたときは、1回の測定値だけで判断せず、家庭で測定して高い状態が続いているかを確認することが大切です。

ここでは、血圧が高いときに確認したい項目と、複数の原因が重なっている可能性について順に説明します。

家庭で血圧を測って高い状態が続いているか確認する

血圧が高いときは、家庭で朝と夜に測り、1回の数値だけでなく継続して確認することが大切です。

家庭血圧が135/85mmHg以上の状態が続く場合は、高血圧の可能性があるため、医療機関に相談しましょう。

食事・体重・運動・飲酒など当てはまる生活習慣を確認する

血圧が高い状態が続く場合は、食事量や体重、運動する時間、飲酒量などを振り返ってみましょう。

以前より体重が増えた、運動する時間が減ったなど、生活習慣に変化がないか確認すると原因を考える手がかりになります。

複数の原因が重なっている可能性も考える

血圧が高くなる原因は一つとは限らず、食事や体重、運動、飲酒など複数の要因が重なっていることもあります。

一つだけに原因を決めつけず、家庭血圧の数値と普段の生活習慣をあわせて振り返ることが大切です。

血圧が高い状態が続く場合は医療機関に相談する

家庭で血圧を測り続けても高い値が続く場合は、生活習慣だけでなく、病気や服用している薬などが関係していないか確認する必要があります。

ここでは、生活習慣を見直しても血圧が高い場合や急激な上昇、病気や薬の影響が疑われる場合について順に説明します。

生活習慣を見直しても血圧が高い場合

食事や運動、体重、飲酒などを見直しても、家庭血圧が135/85mmHg以上で続く場合は、医療機関に相談しましょう。

受診するときは家庭血圧の記録を持参すると、普段の血圧の状態を伝えやすくなります。

急激な血圧上昇や気になる症状がある場合

血圧が急に高くなり、胸痛や強い息苦しさ、意識の異常、片側の手足の麻痺などがある場合は、早急な対応が必要です。

こうした症状があるときは自己判断で様子を見ず、速やかに医療機関へ連絡しましょう。

病気や薬の影響が疑われる場合

血圧が高い状態が続く場合は、病気や服用している薬が影響していることもあります。

特に薬を飲み始めたり変更したりしたあとに血圧が上がった場合は、自己判断で薬を中止せず、薬の名前や服用量を医師や薬剤師に伝えて相談しましょう。

まとめ

血圧が高くなる背景には、塩分の摂り過ぎだけでなく、体重増加や運動不足、飲酒、睡眠不足など、さまざまな要因が関係しています。

加齢や体質、病気、服用している薬が影響することもあるため、一つの原因だけに絞って考える必要はありません。

血圧が気になるときは、まず家庭で朝と夜に測りながら、食事や体重、運動など普段の生活を振り返ってみましょう。

家庭血圧が135/85mmHg以上で続く場合は、生活習慣だけで解決しようとせず、測定した血圧を記録して医療機関に相談することが大切です。

毎日の血圧を確認しながら、できるところから生活習慣を整えていきましょう。

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