目次
はじめに
「腸内環境を整えるサプリは花粉症に効果があるの?」
「乳酸菌を摂ると、くしゃみや鼻水、目のかゆみが軽くなるの?」と気になっていませんか。
春先になると花粉症の症状がつらくなり、薬以外の対策として腸内環境を整えるサプリを試してみたいと思うこともありますよね。
この記事では、腸内環境と花粉症の関係、乳酸菌に関する研究結果、サプリの選び方や摂取時の注意点を順を追って解説していきます。
腸内環境を整えるサプリは花粉症に効果がある?

腸内環境を整えるサプリが花粉症の症状にどのような影響を与えるのかを知るには、腸内環境と免疫機能の関係や、乳酸菌・ビフィズス菌を用いた研究結果を確認することが大切です。
ここでは、腸内環境と花粉症の関係、研究で報告されている症状改善の可能性、サプリの効果に関する注意点を順を追って解説します。
腸内環境と花粉症には免疫機能を通じた関係がある
腸内細菌は免疫細胞の働きや免疫反応の調節に関わっており、腸内環境の変化が花粉症にも影響する可能性があると考えられています。
ただし、腸内環境を整えれば必ず花粉症の症状が軽くなるわけではないため、日頃の健康管理の一つとして意識することが大切です。
乳酸菌やビフィズス菌による花粉症の症状改善が研究されている
乳酸菌やビフィズス菌の一部では、くしゃみや鼻水、目のかゆみなど、花粉症の症状への影響が研究されています。
ただし、菌株や摂取量、摂取期間によって結果が異なるため、すべての乳酸菌やビフィズス菌に同じ効果が期待できるわけではありません。
サプリの効果には個人差があり花粉症が治るわけではない
腸内環境を整えるサプリの効果には個人差があり、摂取しても花粉症の症状が軽くなるとは限りません。
また、サプリは花粉症を治療する医薬品ではないため、症状が続く場合は無理に我慢せず、医療機関に相談しましょう。
花粉症との関連が研究されている乳酸菌・ビフィズス菌
花粉症への影響が研究されている菌には、ビフィズス菌BB536や乳酸菌L-92などがあります。
ここでは、ビフィズス菌BB536と乳酸菌L-92について、それぞれの研究結果と効果の限界を解説します。
ビフィズス菌BB536の研究結果と効果の限界
ビフィズス菌BB536は、スギ花粉症への影響が研究されており、40人を対象とした14週間の試験では、BB536入りヨーグルトを摂取したグループで目の症状が軽減したと報告されています。
ただし、研究の規模や条件が限られているため、市販のサプリでも同じ効果が得られるとは限りません。
乳酸菌L-92の研究結果と効果の限界
乳酸菌L-92は、スギ花粉症を対象とした研究で、目の症状や日常生活への支障が改善したと報告されています。
試験ではL-92を含む発酵乳を6週間または10週間摂取していますが、参加者が少数のため、市販のサプリでも同じ効果が期待できるとは限りません。
※ただし、試験の参加者は少数であり、結果だけで市販のサプリによる効果を断定することはできません。
花粉症対策で腸内環境サプリを選ぶポイント
花粉症対策として腸内環境サプリを選ぶ際は、配合されている菌の種類だけでなく、研究結果や商品の表示内容も確認することが大切です。
ここでは、サプリを選ぶ際に確認したい3つのポイントを順に解説します。
花粉症との関連が研究されている菌株を確認する
花粉症対策として腸内環境サプリを選ぶ際は、配合されている菌株を確認しましょう。
乳酸菌やビフィズス菌は菌株によって働きや研究結果が異なるため、花粉症の症状への影響が調べられているものを選ぶことが大切です。
配合量や機能性表示の内容を確認する
サプリを選ぶ際は、1日あたりの菌の配合量や機能性表示の内容も確認しましょう。
機能性表示食品であっても、花粉症とは異なる健康機能を表示している場合があるため、どのような働きが報告されている商品なのかを確かめることが大切です。
価格と飲みやすさから継続できる商品を選ぶ
腸内環境サプリは、価格や飲みやすさを比較し、無理なく続けられるものを選びましょう。
内容量と1日の摂取目安量から費用を確認し、錠剤や粉末など、自分が飲みやすい形状を選ぶと毎日の生活にも取り入れやすくなります。
花粉症が気になる人向けの腸内環境サプリ
花粉症が気になり、腸内環境を整えるサプリを取り入れたい場合は、配合されている菌株や商品の特徴を比較して選ぶことが大切です。
ここでは、それぞれのサプリの特徴を紹介します。
森永乳業「ビヒダス 大腸のキホン」
森永乳業の「ビヒダス 大腸のキホン」は、ビフィズス菌BB536を配合したサプリメントです。
BB536はスギ花粉症への影響が研究されている菌株ですが、商品の機能性表示は花粉症を対象としたものではありません。
購入する際は、配合量や1日の摂取目安量を確認しましょう。
アサヒグループ食品「ディアナチュラ 乳酸菌L-92」
アサヒグループ食品の「ディアナチュラ 乳酸菌L-92」は、乳酸菌L-92を配合したサプリメントです。
L-92は花粉症の症状への影響が研究されていますが、市販のサプリでも同じ効果が得られるとは限りません。
購入前に配合量や摂取目安量、商品の表示内容を確認しましょう。
※商品名や現在の販売状況は、掲載前に公式サイトで確認してください。
花粉症対策で腸内環境サプリを取り入れるときの注意点
花粉症対策として腸内環境サプリを取り入れる際は、飲み始める時期や継続期間、医薬品との違いを理解しておくことが大切です。
ここでは、摂取期間の考え方や薬との違い、持病や体調に応じた注意点を解説します。
飲み始める時期や継続期間に明確な基準はない
花粉症対策として腸内環境サプリを飲み始める時期や継続期間には、共通する基準がありません。
研究では数週間から数か月の摂取が検討されていますが、菌株や条件によって異なるため、商品の摂取目安量や注意事項を確認しましょう。
サプリは花粉症の薬の代わりにはならない
腸内環境サプリは花粉症を治療する医薬品ではなく、くしゃみや鼻水、目のかゆみを抑える薬の代わりにはなりません。
サプリだけで症状が改善するとは限らないため、つらい症状が続く場合は、医療機関で適切な治療について相談しましょう。
体調や持病に合わせて摂取の可否を確認する
腸内環境サプリを取り入れる際は、自分の体調や持病、服用中の薬を確認することが大切です。
配合成分によっては体質に合わない場合や薬との飲み合わせに注意が必要な場合もあるため、不安がある方は医師や薬剤師に相談しましょう。
サプリとあわせて腸内環境を整える食生活
腸内環境を整えるには、サプリを摂取するだけでなく、毎日の食事から腸内細菌の働きを支える栄養素を取り入れることも大切です。
ここでは、発酵食品と食物繊維を毎日の食事に取り入れる方法を解説します。
発酵食品と食物繊維を毎日の食事に取り入れる
腸内環境を整えるには、納豆やヨーグルトなどの発酵食品と、野菜や豆類、海藻類に含まれる食物繊維を取り入れることが大切です。
発酵食品には乳酸菌などが含まれるものがあり、食物繊維は腸内細菌の栄養源にもなるため、さまざまな食品をバランスよく組み合わせて食べるようにしましょう。
まとめ
腸内環境を整えるサプリには、ビフィズス菌BB536や乳酸菌L-92など、花粉症への影響が研究されている菌株があります。
ただし、効果には個人差があり、症状の改善が保証されるわけではありません。
サプリを選ぶ際は、配合菌株や摂取目安量、価格などを確認し、発酵食品や食物繊維も日々の食事に取り入れましょう。
また、サプリは治療薬の代わりにはならないため、症状がつらい場合は医療機関に相談することが大切です。