
目次
はじめに
乳酸菌とひとことで言っても、実は種類ごとに “得意分野” がまったく違います。
「プラズマ乳酸菌はウイルスに強い」「R-1は風邪対策に良い」「11-1乳酸菌は免疫活性がすごい」
…といった話を耳にしても、それぞれ何がどう違うのか分かりにくいですよね。
この記事では、免疫ケアに役立つ代表的な3つの乳酸菌
をわかりやすく比較して、目的別に「どれを選べばいいか」を整理していきます。
難しい専門用語はなるべく使わず、「免疫ケアを始めるならまず知っておきたいポイント」だけをシンプルにまとめています。
プラズマ乳酸菌|ウイルス対策に強い“攻めの乳酸菌”
プラズマ乳酸菌は、免疫の司令塔といわれる pDC(プラズマサイトイド樹状細胞) を活性化させる珍しい乳酸菌です。
このpDCはウイルス対策の中心的存在で、ここが働くと “全身の免疫を広く動かす” ことにつながります。
期待される効果
- 風邪・インフルエンザの予防
- 季節の変わり目の体調管理
- 抗ウイルス作用のサポート
向いている人
- 「ウイルス対策を特に強化したい」
- 「毎年冬になると体調を崩しやすい」
- 「家族全員で使える乳酸菌を探している」
飲料タイプも多く、習慣にしやすいのもメリットです。
R-1乳酸菌|風邪予防で有名な“体調管理の定番”
R-1乳酸菌(OLL1073R-1)は、ヨーグルトで有名な株で、“抗体産生をサポートする働き” が注目されています。
免疫の中でも防御の要となるIgA抗体の分泌が強まりやすいと言われています。
期待される効果
- 風邪をひきにくい体質づくり
- 喉・鼻のコンディション維持
- 季節変化に強い体づくり
向いている人
- 「毎年風邪をひきやすい」
- 「ヨーグルトで気軽に始めたい」
- 「毎日の習慣で整えたい」
“コツコツ型の免疫サポート” を求める人に相性抜群です。
11-1乳酸菌|免疫活性率165U/mgの“ハイパワー乳酸菌”
東京大学薬学部が、長野県のぬか床から発見した新しい乳酸菌株。
免疫活性率165U/mg という非常に高い数値が報告されていて、他の乳酸菌やβグルカンを大きく上回るレベルです。
身近な乳酸菌と似た働きを持ちながら
「少量でしっかり免疫活性が期待できる」
のが最大の特徴です。
期待される効果
- NK細胞の活性化
- 感染症リスク低減
- 体調の底上げ
- 老化スピードをゆるめる(動物実験)
向いている人
- 「少量でも実感しやすい乳酸菌がいい」
- 「免疫をしっかり底上げしたい」
- 「科学的根拠のある新しい成分を選びたい」
サプリ中心で展開されており、続けやすさも魅力です。
3つの乳酸菌を比較するとこうなる(まとめ表)
| 乳酸菌 | 得意分野 | 主な作用 | 向いている目的 |
|---|---|---|---|
| プラズマ乳酸菌 | 抗ウイルス | pDC活性化 | 風邪・ウイルス対策 |
| R-1乳酸菌 | 風邪予防 | 抗体産生サポート | 日常の体調管理 |
| 11-1乳酸菌 | 強い免疫活性 | NK細胞活性化 | しっかり免疫強化 |
結局どれを選べばいい?
● 風邪・ウイルス対策を最優先
→ プラズマ乳酸菌
● 毎日の体調管理を習慣化したい
→ R-1乳酸菌
● 免疫をしっかり強めたい
→ 11-1乳酸菌
● 腸内環境も免疫も整えたい
→ プラズマ乳酸菌 or 11-1乳酸菌
どれか1つでも十分役立ちますが、目的をはっきりさせると、より選びやすくなります。
摂り方のポイント
乳酸菌は“続けてこそ効果を感じやすい”成分なので、ストレスなく続けられる形を選ぶのが一番大切です。
まとめ
免疫ケアの目的によって選ぶべき乳酸菌は大きく変わります。
自分の体質や生活スタイルに合うものから始めて、無理なく続けられる形で免疫ケアを取り入れてみてください。