
乳酸菌と一口に言っても、免疫への働き方は種類によって大きく違います。
「11-1乳酸菌」「プラズマ乳酸菌」「R-1ヨーグルトの乳酸菌」は、それぞれ得意分野が異なり、目的に合わせて選ぶことで効果を感じやすくなります。
この記事では、3つの乳酸菌の“免疫に対する働きの違い”を、難しい専門用語なしでわかりやすく比較します。
この記事で分かること
- 11-1乳酸菌・プラズマ乳酸菌・R-1乳酸菌の役割と仕組み
- 免疫への効き方の違い
- どの人にどの乳酸菌が合うか
- 効果的な続け方と商品選びのポイント
目次
■ 3つの乳酸菌の免疫作用を一目で比較
| 乳酸菌の種類 | 免疫の働き | 得意分野 | 期待できる効果 |
|---|---|---|---|
| 11-1乳酸菌(殺菌乳酸菌) | 腸内環境改善+免疫細胞の活性化 | 免疫の土台づくり | 風邪予防・体調維持・お腹の調子改善 |
| プラズマ乳酸菌(Lactococcus lactis JCM5805) | pDC(免疫司令塔)を直接活性化 | 感染予防・防御力アップ | 風邪・ウイルス対策、季節の不調予防 |
| R-1乳酸菌(OLL1073R-1) | NK細胞の活性サポート | 風邪予防・体調維持 | ヨーグルトで続けやすい、冬場に人気 |
■ 11-1乳酸菌の免疫作用と特徴
● 腸内環境を整えて“免疫の土台”をつくる
11-1乳酸菌は腸内の善玉菌を増やし、腸内環境をサポートするタイプ。
腸は人体の免疫細胞の7割以上が集まるため、腸内環境を整えることが免疫全体の底上げにつながります。
● 殺菌乳酸菌のため、高濃度を摂りやすい
加熱処理で菌が安定するため、サプリで摂る場合に 毎日同じ量を正確に取りやすい のがメリット。
● 向いている人
- お腹が弱い
- 風邪をひきやすい
- 腸から免疫の底上げをしたい
■ プラズマ乳酸菌(JCM5805)の免疫作用と特徴
● pDC(プラズマサイトイド樹状細胞)を活性化する唯一の乳酸菌
pDCはウイルス対策の司令塔。
プラズマ乳酸菌は この司令塔に直接働きかけることが科学的に確認されている唯一の乳酸菌 です。
● 感染症の流行時期に強い
季節性の風邪・インフルエンザのシーズンに飲む人が多いのも特徴。
● 向いている人
- 風邪・ウイルス対策を強化したい
- 流行シーズンに備えたい
- 短期で免疫力を底上げしたい
■ R-1乳酸菌(OLL1073R-1)の免疫作用と特徴
● NK(ナチュラルキラー)細胞をサポート
NK細胞は“パトロール役”の免疫細胞。
R-1乳酸菌はこのNK細胞の働きを助けることで体調維持をサポートするとされています。
● ヨーグルトで続けやすい
ドリンク・ヨーグルト商品が豊富なため、
「サプリより食品で取りたい」という人に人気。
● 向いている人
- ヨーグルト習慣がある
- 食品で乳酸菌を摂りたい
- 冬場の体調管理が気になる
■ 目的別:どの乳酸菌を選べばいい?
■ 効果を感じるための摂り方(重要)
● “同じ菌種を毎日摂る”ことが最も大事
乳酸菌は腸に定着しないため、毎日の継続が必要。
● サプリは成分量が一定で続けやすい
特に 殺菌乳酸菌(11-1乳酸菌) は安定性が高く、
効果を感じやすい人が多い傾向があります。
● ヨーグルト派は「同じ商品を継続」が重要
毎日バラバラより、1種類を継続した方が実感しやすいです。
より実践的な免疫ケア商品を知りたい方は、関連成分を含めた比較ガイドも参考になります。
▶【免疫ケアに役立つ商品の選び方|11-1乳酸菌・イヌリン・オリゴ糖の比較ガイド】
11-1乳酸菌だけでなく、イヌリン・オリゴ糖など免疫ケアに相性の良い成分の選び方をまとめています。
■ まとめ:目的に合わせて選ぶと効果が出やすい
- 11-1乳酸菌 → 免疫の土台+腸内環境
- プラズマ乳酸菌 → 即応的な防御力
- R-1乳酸菌 → 体調管理をサポートし続けやすい食品系
3つの乳酸菌は目的が明確に違うため、「どれが一番すごい?」ではなく“自分の目的に合った乳酸菌を選ぶこと” が最も重要です。