はじめに 結論から言うと、高血圧で薬を飲んでいる場合でもお酒は「少量・条件付き」でなら飲んでよいが、毎日の飲酒や薬と同時に飲む行為は避けるべきです。安全に飲めるかどうかは血圧の状態と服薬状況で明確に線引きでき、守るべき基準を外れる飲み方はリスクが高まります。 高血圧の治療中でも、適量の飲酒そのものが直ちに禁止されるわけではありません。実際、アルコールには一時的に血管を広げて血圧を下げる作用があります。ただし、この作用は短時間で、飲酒が習慣化すると血圧は逆に上がりやすくなります。さらに、降圧薬とアルコールが ...