目次
はじめに
「血圧を測ったらいつもより高かったけれど、すぐに病院へ行くべき?」
「何科を受診すればいいの?」と迷っていませんか。
健康診断で血圧の高さを指摘されたり、自宅で何日か測っても高い数値が続いたりすると、このまま様子を見てよいのか、早めに受診したほうがよいのか判断しにくいですよね。
この記事では、血圧が高いときに病院へ行く目安や早めの受診が必要なケース、受診する診療科について解説します。
血圧が高いときは病院を受診したほうがよい?
血圧を測って高い数値が出ると、すぐに病院へ行くべきか迷うことがあります。
ここでは、血圧が高かったときの再測定、高い状態が続く場合、症状を伴う場合に分けて受診の考え方を説明します。
1回だけ高かった場合は落ち着いて再測定する
血圧が1回だけ高かった場合は、その数値だけで判断せず、椅子に座って1〜2分安静にしてから測り直しましょう。
背もたれに背中をつけて足を組まず、上腕を心臓の高さに合わせて測ります。
運動や入浴、飲酒、喫煙の直後は血圧が変動しやすいため、少し時間を空けてから測ることも大切です。
高い状態が続く場合は医療機関で相談する
家庭血圧で135/85mmHg以上の状態が続く場合は、朝と夜の血圧を記録して医療機関に相談しましょう。
測定日時と上・下の血圧を記録しておくと、普段の血圧の状態を医師に伝えやすくなります。
一時的に正常な値が出ても、高い状態が続いている場合は記録をもとに相談することが大切です。
高血圧に症状を伴う場合は早めの対応が必要
血圧が高く、胸痛や強い息苦しさ、突然の激しい頭痛、意識の異常、片側の手足のまひ、ろれつが回らないなどの症状がある場合は、早めの対応が必要です。
何度も血圧を測って自宅で様子を見るのではなく、速やかに医療機関を受診しましょう。
症状が強い場合や突然現れた場合は、救急車を呼ぶことも検討してください。
血圧が高いときの受診の目安
血圧が高いときは、測定値や症状の有無によって受診の緊急度が異なります。
ここでは、通常の診療時間でよいケース、早めに受診したほうがよいケース、救急受診を検討するケースに分けて説明します。
通常の診療時間に受診すればよいケース
家庭血圧で135/85mmHg以上が続いていても、胸痛や強い息苦しさなどの症状がなく、160/110mmHg未満であれば、通常の診療時間に医療機関へ相談しましょう。
朝と夜の血圧を記録しておくと、受診時に普段の状態を伝えやすくなります。
健診で140/90mmHg以上を指摘された場合も、放置せず受診することが大切です。
早めに医療機関を受診したほうがよいケース
家庭で測り直しても160/110mmHg以上が続く場合は、強い症状がなくても早めに医療機関へ相談しましょう。
何日も自宅で様子を見続けず、血圧の値を伝えて受診のタイミングを確認します。
降圧薬を服用している場合も、自己判断で薬の量を増やさず医師に相談してください。
高血圧に強い症状を伴う場合は救急受診を検討する
血圧が高く、胸痛や強い息苦しさ、突然の激しい頭痛、意識の異常、片側の手足のまひ、ろれつが回らないなどの症状がある場合は、速やかな受診が必要です。
何度も血圧を測って自宅で様子を見るのではなく、早めに医療機関を受診しましょう。
症状が強い場合や自力での受診が難しい場合は、救急車の要請も検討してください。
血圧の数値と症状から受診の緊急度を判断する
血圧が高いときは、1回の測定値だけではなく、家庭で繰り返し測っても高い状態が続いているかを確認することが大切です。
ここでは、家庭血圧が繰り返し高い場合、180/120mmHg前後の血圧が出た場合、症状を伴う場合に分けて受診の緊急度を説明します。
家庭で測った血圧が繰り返し高い場合
家庭血圧で135/85mmHg以上の状態が繰り返し続く場合は、医療機関に相談しましょう。
朝と夜に測った血圧と測定日時を記録しておくと、受診時に普段の状態を医師へ伝えやすくなります。
一時的に正常な値が出ても、高い状態が続いている場合はそのまま放置しないことが大切です。
180/120mmHg前後の高い血圧が出た場合
180/120mmHg前後の高い血圧が出た場合は、椅子に座って安静にしてからもう一度測りましょう。
測り直しても高い状態が続く場合は、長時間様子を見ず、医療機関へ連絡して受診の必要性を確認します。
降圧薬を服用していても、自己判断で薬を追加したり量を増やしたりしないようにしてください。
血圧の高さだけでなく症状の有無も確認する
血圧が高いときは数値だけでなく、胸痛や強い息苦しさ、激しい頭痛、意識の異常などの症状がないか確認しましょう。
こうした症状がある場合は、血圧が下がるまで自宅で待たず、速やかに医療機関を受診してください。
症状が強い場合や自力での受診が難しい場合は、救急車の要請も検討します。
血圧が高いときは何科を受診すればいい?
血圧が高く医療機関を受診しようと思っても、内科と循環器内科のどちらを選べばよいのか迷うことがあります。
ここでは、内科を受診する場合、循環器内科を受診するケース、受診先に迷った場合の相談先について説明します。
まずは内科を受診する
血圧の高さを初めて相談する場合は、まず内科を受診しましょう。
内科では血圧を測り、家庭血圧の記録や生活習慣、服用している薬などを確認します。
必要に応じて検査を行い、血圧の状態に合わせて治療や経過観察を進めます。
循環器内科を受診するケース
血圧が高く、心臓や血管の病気が疑われる場合は、循環器内科への受診を検討します。
胸痛や動悸、息切れなどがある場合や、心臓・血管の病気で治療を受けている場合は、血圧とあわせて心血管の状態を確認してもらいましょう。
受診先に迷ったときはかかりつけ医に相談する
内科と循環器内科のどちらを受診するか迷った場合は、普段受診しているかかりつけ医に相談しましょう。
家庭血圧の記録や気になる症状を伝えると、必要に応じて循環器内科など適切な診療科を案内してもらえます。
血圧が高くて受診するときに準備しておきたいこと
血圧が高くて医療機関を受診するときは、普段の血圧や現在の治療状況が分かる情報を準備しておくと、診察時に伝えやすくなります。
ここでは、受診前に準備しておきたい血圧の記録と、健診結果・服用中の薬の情報について説明します。
家庭で測った血圧の記録を用意する
家庭で血圧を測っている場合は、朝と夜の測定日時と血圧の値を記録して持参しましょう。
記録があると、家庭での血圧の変化を医師が確認しやすくなります。
血圧計に測定結果が保存されている場合は、受診時に確認できるようにしておくと安心です。
健診結果や服用している薬の情報を持参する
健診で血圧の高さを指摘された場合は、血圧や検査結果が分かる健診結果を持参しましょう。
薬を服用している場合は、お薬手帳や薬の一覧があると、服用状況を医師に伝えやすくなります。
市販薬やサプリメントを利用している場合も、商品名や成分が分かるものを用意しておくと安心です。
まとめ
血圧が高いときは、1回の測定値だけで判断せず、安静にして測り直し、家庭で高い状態が続いているかを確認することが大切です。
家庭血圧で135/85mmHg以上が続く場合や、健診で140/90mmHg以上を指摘された場合は、内科やかかりつけ医などの医療機関に相談しましょう。
160/110mmHg以上が続く場合は早めに医療機関へ連絡し、胸痛や強い息苦しさ、突然の激しい頭痛、意識の異常、片側のまひなどを伴う場合は速やかな受診や救急車の要請を検討します。
受診するときは、家庭血圧の記録や健診結果、お薬手帳などを持参し、普段の血圧や服用している薬を医師に伝えられるよう準備しておきましょう。