高血圧予防と血圧管理

▶血圧の薬を飲んでいるときにお酒は飲める?飲酒の注意点を解説

はじめに

「血圧の薬を飲んでいるけれど、お酒は飲んでも大丈夫?」
「薬を飲んだ日は、ビールや晩酌を控えたほうがいいの?」と気になっていませんか。

毎日降圧薬を服用していると、仕事の付き合いで飲み会に参加するときや、夕食時にお酒を楽しみたいときに、薬とアルコールを一緒にとってよいのか迷いますよね。

この記事では、降圧薬を服用しているときの飲酒の考え方や注意したい症状、飲酒量を考える際のポイントについて、日常生活で判断しやすいよう順を追って説明していきます。

血圧の薬を飲んでいるときにお酒は飲める?

血圧の薬を服用しているからといって、必ずしもお酒を一切飲めないとは限りません。

ここでは、血圧の薬を飲んでいても飲酒できる場合と、特に注意が必要な場合について説明します。

血圧の薬を飲んでいても飲酒できる場合はある

血圧の薬を服用していても、薬の種類や血圧の状態によっては飲酒できる場合があります。

ただし、飲酒してよい量や頻度は自己判断せず、処方した医師や薬剤師に確認しましょう。

飲酒できる場合も、指示された範囲を守り、血圧や体調の変化に気をつけることが大切です。

薬の種類や体調によっては飲酒に注意が必要

降圧薬の種類やその日の体調によっては、飲酒によって血圧が下がりすぎ、めまいやふらつきが現れることがあります。

特に立ち上がったときに症状が出る場合は、転倒にも注意が必要です。

飲酒後に症状が現れたらそれ以上飲まず、繰り返す場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

血圧の薬を飲んでから何時間空ければお酒を飲める?

血圧の薬を飲んだあと、「数時間空ければお酒を飲んでも大丈夫」と考える人もいるかもしれません。

ここでは、時間を空けても安全とは限らない理由と、薬ごとに確認が必要な点について説明します。

薬とお酒を飲む時間を空ければ安全とは限らない

血圧の薬を飲んでから数時間空けても、安全に飲酒できるとは限りません。

薬の作用が続いている間に飲酒すると、血圧が下がりすぎることがあります。

そのため、「○時間空ければ大丈夫」と自己判断せず、飲酒してよいか医師や薬剤師に確認しましょう。

薬の種類によって注意点が異なるため自己判断しない

降圧薬は種類によって作用の続く時間や、飲酒するときの注意点が異なります。

以前に別の薬で問題がなかった場合でも、現在の薬で同じように飲酒できるとは限りません。

薬の名前や服用量を伝え、飲酒してよいか医師や薬剤師に確認しましょう。

お酒を飲む日は血圧の薬を抜いてもいい?

お酒を飲む予定があると、「薬とお酒が重ならないように、その日だけ血圧の薬を抜いたほうがいいのでは」と考えることがあるかもしれません。

ここでは、飲酒する日の服薬と、服薬時間を変更するときの注意点について説明します。

飲酒するために薬を抜いたり減らしたりしない

お酒を飲む予定があっても、血圧の薬を自己判断で抜いたり、服用量を減らしたりしないようにしましょう。

薬を中断・減量すると、血圧のコントロールが不安定になることがあります。

飲酒する日の服用方法に迷った場合は、処方どおりの服用を基本とし、医師や薬剤師に確認してください。

服薬時間を自己判断で変更しない

飲酒する時間と重ならないように、血圧の薬を飲む時間を自己判断でずらすことも避けましょう。

服薬時間を変更すると、薬が作用する時間帯が変わる可能性があります。

飲酒する日に服薬時間を変えたい場合は、事前に医師や薬剤師へ相談しましょう。

飲酒後に血圧の薬を飲んでもいい?

お酒を飲んだあとに服薬時間になった場合、「いつもどおり血圧の薬を飲んでいいの?」「酔いがさめるまで待ったほうがいい?」と迷うことがあります。

ここでは、飲酒後に確認したい薬ごとの指示と、判断に迷った場合の相談先について説明します。

飲酒後の服薬は薬ごとの指示を確認する

飲酒後に血圧の薬を飲めるかどうかは、薬の種類や服用方法によって異なります。

飲酒したからといって薬を自己判断で抜いたり、服用時間をずらしたりしないようにしましょう。

まずは処方時の指示や薬の説明書を確認し、決められた方法で服用することが大切です。

判断に迷ったら医師や薬剤師に確認する

飲酒後の服薬について迷った場合は、自己判断で服用や中止を決めず、医師や薬剤師に確認しましょう。

その際は、薬の名前や服用量、最後に服用した時刻、飲酒した量や時刻を伝えると、その後の服用について相談しやすくなります。

血圧の薬を飲んでいる人がお酒を飲むときの注意点

血圧の薬を服用している人がお酒を飲む場合は、飲酒量だけでなく、飲んだあとの体調や血圧の状態にも注意が必要です。

ここでは、飲酒量の考え方や注意したい体調変化、飲酒を控えたほうがよい場合について説明します。

飲み過ぎないように飲酒量を意識する

血圧の薬を服用している場合は、お酒の種類だけでなく、飲酒量にも気をつけましょう。

純アルコール量は「飲酒量(mL)×アルコール度数(%)÷100×0.8」で計算できます。

医師から飲酒量について指示されている場合は、その範囲を守ることが大切です。

めまいやふらつきなどの体調変化に注意する

飲酒による血圧低下と降圧薬の作用が重なると、めまいやふらつきが現れることがあります。

症状を感じた場合はそれ以上飲まず、座るか横になって転倒を防ぎましょう。

同じ症状を繰り返す場合は、飲酒を控えて医師や薬剤師に相談してください。

体調が悪いときや血圧が不安定なときは飲酒を控える

発熱や下痢、嘔吐などで体調が悪いときや、血圧が普段より大きく変動しているときは、飲酒を控えましょう。

アルコールによって血圧や体調がさらに変化することがあるため、普段の状態に戻るまでは無理に飲まないことが大切です。

血圧の薬とお酒について医師や薬剤師に確認したほうがよいケース

血圧の薬を服用しながらお酒を飲む場合、自分では飲酒してよいか判断しにくいケースがあります。

ここでは、血圧の薬とお酒について医師や薬剤師に確認したほうがよいケースを説明します。

複数の薬を服用している

血圧の薬を含めて複数の薬を服用している場合は、飲酒してよいか医師や薬剤師に確認しましょう。

薬によってアルコールとの組み合わせで注意する点が異なるため、お薬手帳や服用中の薬が分かるものを見せて相談すると安心です。

飲酒するとめまいやふらつきが出る

血圧の薬を服用中に飲酒してめまいやふらつきが出る場合は、それ以上飲まず、医師や薬剤師に相談しましょう。

相談するときは、症状が出た時間や飲酒量、薬を服用した時間を伝えると、状況を確認してもらいやすくなります。

薬と飲酒のタイミングや飲酒量に迷っている

薬を飲んでから何時間空ければよいか、どのくらいなら飲めるか迷った場合は、自己判断せず医師や薬剤師に確認しましょう。

降圧薬によって作用する時間や注意点が異なるため、服用している薬や普段の飲酒量を伝えて相談することが大切です。

まとめ

血圧の薬を服用していても一律に飲酒できないわけではありませんが、薬の種類や服用量、血圧の状態、体調によって注意点は異なります。

薬とお酒の時間を数時間空ければ安全とは限らないため、飲酒する目的で薬を抜いたり、服用量や服薬時間を自己判断で変更したりしないことが大切です。

また、飲酒するときは飲み過ぎを避け、めまいやふらつきが出た場合や体調・血圧が不安定な場合は飲酒を控えましょう。

飲酒できる量やタイミングに迷う場合、複数の薬を服用している場合は、薬の名前や服用量、普段の飲酒量などを伝えて医師や薬剤師に確認してください。

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