目次
はじめに
「食事を抜いて空腹の時間が続くと、血圧は上がるのだろうか」
「健康診断や家庭で血圧を測ったとき、空腹の状態が数値に影響していないか気になる」と感じていませんか。
朝食を食べる前や仕事で昼食を取れない日など、長時間何も食べていない状態で血圧を測ると、普段より高く出たように感じて不安になることがありますよね。
この記事では、空腹と血圧の関係や、ストレスが血圧に与える影響、注意したい血圧の変化について順を追って説明していきます。
空腹で血圧は上がる?

空腹の状態で血圧を測ると、普段より高く出たり低く出たりすることがあるため、「食事をしていないことが血圧に影響しているのではないか」と気になる方もいます。
ここでは、空腹と血圧の関係について、ストレス反応による変化と一時的な影響の可能性を順を追って説明していきます。
空腹によるストレス反応で血圧が変化することがある
空腹になると、体がエネルギー不足に対応しようとして交感神経が働きやすくなります。
その影響で心拍数が増えたり血管が収縮したりすると、一時的に血圧が上がることがあります。
特に、空腹による不快感や緊張を強く感じているときは、血圧が普段と変わることもあります。
空腹時の血圧変化は一時的な場合が多い
空腹による血圧の変化は、食事をとって体が落ち着くと元に戻ることもあります。
そのため、空腹時に測った1回の数値だけで、普段の血圧を判断するのは避けましょう。
血圧を比較するときは、できるだけ同じ時間帯や条件で測ると変化を確認しやすくなります。
空腹やストレスで血圧が気になるときの確認ポイント
空腹やストレスによって血圧が変化したと感じた場合は、その数値だけを見て判断せず、変化の続き方や測定した状況を確認することが大切です。
ここでは、空腹やストレスで血圧が気になるときに確認したいポイントを順に説明していきます。
血圧の変化が一時的なものか確認する
空腹やストレスで血圧が変化したときは、少し時間を置き、体が落ち着いてからもう一度測ってみましょう。
一度だけ高い数値が出ても、その後に普段の値へ戻ることがあります。
一方で、高い状態が何日も続く場合は、一時的な変化と決めつけずに経過を確認することが大切です。
血圧を測る条件やタイミングをそろえる
血圧の変化を確認するときは、できるだけ同じ時間帯や条件で測ることが大切です。
測定前は座って安静にし、食事の直後や緊張しているときは避けると、普段の血圧を把握しやすくなります。
姿勢や測る時間帯もそろえておくと、日ごとの数値を比較しやすくなります。
空腹時だけでなく、普段の血圧を正しく把握したい場合は、測定する時間や姿勢などの基本的な測り方も確認しておくと安心です。
▶家庭血圧の正しい測り方は?測定する時間や姿勢・注意点を解説
めまいや動悸など血圧以外の症状も確認する
血圧が気になるときは、数値だけでなく、めまいや動悸、息苦しさなどの症状がないかも確認しましょう。
こうした症状が続いたり、普段の生活に支障が出たりする場合は、血圧だけで判断せず医療機関へ相談することが大切です。
空腹時に血圧が不安定なときの対処方法
空腹時に血圧が不安定に感じる場合は、血圧の数値だけを見るのではなく、体への負担を減らしながら状態を整えることが大切です。
ここでは、空腹時に血圧が気になるときに意識したい具体的な対処方法を順に説明していきます。
食事を抜きすぎず体への負担を減らす
空腹による血圧の変化が気になる場合は、長時間食事を抜き続けないようにしましょう。
食事の間隔が空きすぎると体への負担となり、血圧が変化することがあります。
無理に空腹を我慢せず、食事をとれるタイミングで適量を摂ることが大切です。
水分補給や休息で体を落ち着かせる
空腹時に血圧が気になるときは、水分をとり、座って少し休んでから様子をみましょう。
水分不足や疲労が重なると血圧にも影響することがあるため、体を落ち着かせてから測定すると普段の状態を確認しやすくなります。
緊張や不安がある状態での血圧測定を避ける
緊張や不安が強いときは、一時的に血圧が高く出ることがあります。
測定前は椅子に座って1〜2分ほど安静にし、体の力を抜いてから測りましょう。
できるだけ毎回同じような落ち着いた状態で測ると、普段の血圧を把握しやすくなります。
空腹による血圧変化で受診を考える目安
空腹による一時的な血圧変化であれば、食事や休息によって落ち着く場合があります。
ここでは、空腹時の血圧変化で受診を検討したほうがよい目安について説明していきます。
高い血圧が繰り返し確認される場合
空腹時だけでなく、普段から高い血圧が繰り返し確認される場合は、医療機関への相談を検討しましょう。
日を変えて測っても高い状態が続くときは、家庭で測った血圧を記録しておくと、受診時に普段の状態を伝えやすくなります。
「どのくらいの血圧が続いたら受診したほうがよいの?」と迷う場合は、家庭血圧の基準や受診の目安も確認しておきましょう。
▶家庭血圧はいくつから高血圧?基準値と受診の目安を解説
体調不良を伴う場合や日常生活に影響がある場合
血圧の変化とともに、めまいや動悸、息苦しさなどが続く場合も、医療機関へ相談しましょう。
仕事や家事を続けるのがつらいほど体調に影響している場合は、無理をせず、測定した血圧の数値と症状をあわせて伝えることが大切です。
まとめ
空腹時は、体の反応や緊張などによって一時的に血圧が変化することがあります。
ただし、空腹だから必ず血圧が上がるわけではないため、1回の数値だけで判断せず、体が落ち着いてから測り直したり、普段の血圧と比べたりすることが大切です。
気になるときは、食事や水分を適度にとり、できるだけ同じ条件で血圧を測りながら様子をみてみましょう。
それでも高い血圧が続く場合や、めまい・動悸などの症状がある場合は、空腹だけが原因と考えず、無理をせず医療機関へ相談してください。