目次
はじめに
「妊娠高血圧症候群予備軍と言われたけれど、臨月に外出しても大丈夫なのだろう」
「買い物や外食、近場へのお出かけを予定しているけれど、どこまでなら無理をせず過ごせるのか分からない」と感じていませんか。
妊婦健診で血圧が少し高めと言われたり、自宅で血圧を測るよう勧められたりすると、出産前の限られた時間を過ごしたい気持ちがある一方で、「外出すると危険なのでは」と不安になり、予定を入れるべきか迷ってしまうことがありますよね。
この記事では、臨月のお出かけを考えるときの判断基準や注意点、外出を控えたほうがよいサインについて、順を追って説明していきます。
妊娠高血圧症候群予備軍で臨月でもお出かけして大丈夫?
臨月に入り、妊娠高血圧症候群の予備軍といわれると、「外出は控えるべきなのだろうか」と不安になる方も多いでしょう。
ここでは、臨月における外出の考え方と、判断するときに確認したいポイントについて説明します。
予備軍だから外出禁止とは限らない
妊娠高血圧症候群予備軍といわれても、それだけで臨月の外出が一律に禁止されるわけではありません。
血圧や体調が安定しており、主治医から外出を制限されていなければ、無理のない範囲で外出できることもあります。
ただし、血圧が上がっている場合や体調に変化がある場合は、外出を控えるよう指示されることもあるため、自己判断せず主治医の指示を確認しておくと安心です。
主治医の指示と当日の体調を優先して判断する
臨月に外出するかどうかは、主治医から受けている指示と、その日の体調をもとに判断することが大切です。
血圧が普段より高いときや、頭痛、目の見え方の異常、みぞおちの痛みなどがある場合は、予定を優先せず外出を見合わせましょう。
診察で外出について具体的な注意を受けている場合は、その内容に従い、少しでも体調に不安があれば無理をしないようにしてください。
妊娠高血圧症候群予備軍で臨月のお出かけはどう判断する?
妊娠高血圧症候群の予備軍と診断されている場合、臨月のお出かけは「行ってよい・行ってはいけない」と一律に判断できるものではありません。
ここでは、外出を検討できる状態、控えたほうがよい状態、産院への連絡を優先したい状態の目安について説明します。
外出を検討できる状態
主治医から外出を制限されておらず、血圧が普段どおりで、頭痛や目の見え方の異常、みぞおちの痛みなどがなければ、無理のない範囲で外出を検討できます。
当日の体調も確認し、少しでも不安があるときは無理をしないことが大切です。
今日はお出かけを控えたほうがよい状態
血圧が普段より高い、疲労感が強い、むくみが急に目立つなど、いつもと違う変化がある日は外出を控えましょう。
予定を優先せず、自宅で安静に過ごしながら体調を確認することが大切です。
外出せず産院へ連絡・相談を優先したい状態
強い頭痛や目の見え方の異常、みぞおちの強い痛み、息苦しさなどがある場合は、外出の予定よりも産院への連絡・相談を優先します。
受診するよう指示された場合は、主治医の案内に従って受診しましょう。
臨月のお出かけ前に確認しておきたいこと
臨月にお出かけを予定する場合は、行き先を決める前に、自分の体調や医師からの指示を確認しておくことが大切です。
ここでは、お出かけ前に確認しておきたいポイントを説明します。
健診で安静や外出制限を指示されていないか
健診で「自宅で安静にする」「外出を控える」などの指示を受けている場合は、体調がよくても主治医の指示を優先しましょう。
どこまで動いてよいのか迷うときは、自己判断で制限を緩めず、外出前に産院へ確認しておくと安心です。
血圧や体調に普段と違う変化がないか
外出前には自宅で血圧を測り、普段より高くなっていないか確認しておきましょう。
頭痛や目の見え方の異常、みぞおちの痛み、急なむくみなど、いつもと違う変化がある場合は無理に出かけず、産院へ相談してください。
すぐに産院へ移動できる場所か
臨月のお出かけでは、体調が変化したときに産院へ連絡し、必要に応じて受診できる距離かどうかも大切です。
出発前に産院までの移動時間や交通手段を確認し、すぐに戻るのが難しい遠方への外出はできるだけ避けると安心です。
妊娠高血圧症候群予備軍でお出かけする場合の注意点
妊娠高血圧症候群の予備軍で臨月にお出かけをする場合は、「行けるかどうか」だけでなく、「どのように過ごすか」も重要です。
ここでは、お出かけするときに意識したい注意点を順に説明します。
近場・短時間で無理のない予定にする
外出する場合は、自宅から近く、短時間で帰宅できる予定にしておくと安心です。
体調は外出中に変わることもあるため、予定を詰め込みすぎず、無理なく過ごせる範囲で楽しみましょう。
すぐ休めて帰宅できる場所を選ぶ
外出先は、疲れたときに座って休めて、必要であればすぐに帰宅できる場所を選びましょう。
少しでも体調に変化を感じたときに、無理せず休憩や帰宅へ切り替えられる環境だと安心です。
長時間の移動や遠出は避ける
車や電車での長時間移動や、帰宅まで時間がかかる遠方への外出はできるだけ避けましょう。
臨月は急な体調の変化も考えられるため、すぐに帰宅や受診ができる範囲で行動することが大切です。
母子手帳や診察券を持ち移動手段を確保する
外出するときは母子手帳や診察券を持ち、必要になったときに受診できるよう準備しておきましょう。
途中で体調が変化した場合に備えて、すぐに帰宅したり産院へ向かったりできる移動手段も確認しておくと安心です。
臨月のお出かけ中に体調が変化したらどうする?
臨月は体調が急に変化することもあるため、お出かけ中も普段との違いに気づいたら早めに対応することが大切です。
ここでは、お出かけ中に体調が変化した場合の対応について説明します。
無理に予定を続けず外出を切り上げる
外出中に体のだるさや頭痛など、普段と違う体調の変化を感じたときは、無理に予定を続けず早めに切り上げましょう。
我慢して動き続けるのではなく、安全な場所で休み、体調に合わせて帰宅することが大切です。
気になる症状があれば産院へ連絡する
頭痛や目の見え方の異常、みぞおちの痛み、息苦しさ、急なむくみなどがある場合は、そのまま様子を見続けず産院へ連絡しましょう。
受診が必要か迷うときも自己判断せず、症状を伝えたうえで産院の指示に従ってください。
まとめ
妊娠高血圧症候群予備軍といわれても、臨月だからといって必ず外出できないわけではありません。
主治医からの指示を守りながら、その日の血圧や体調を確認し、無理のない範囲で過ごすことが大切です。
外出する場合は、近場で短時間の予定にして、疲れたらすぐに休んだり帰宅したりできるようにしておくと安心です。
母子手帳や診察券も持参し、体調が変化したときに対応できるよう準備しておきましょう。
頭痛や目の見え方の異常、みぞおちの痛みなど、いつもと違う症状があるときは予定を優先せず、産院への相談を優先してください。臨月は無理をせず、その日の体調に合わせて過ごし方を選んでいきましょう。