はじめに
「シールド乳酸菌は免疫機能の維持に役立つの?」
「普通の乳酸菌とはどんな違いがあり、どのくらい摂取すればいいの?」と気になっていませんか。
季節の変わり目に体調を崩しやすかったり、仕事や家事で忙しく食生活が偏ったりすると、毎日の健康管理に乳酸菌を取り入れたいと思いますよね。
この記事では、シールド乳酸菌の特徴や免疫機能との関係、研究結果、食品やサプリメントからの摂取方法について解説します。
シールド乳酸菌とは?

シールド乳酸菌は、森永乳業が研究・開発した乳酸菌で、健康な人の免疫機能の維持をサポートする働きが研究されています。
ここでは、シールド乳酸菌の菌種と名前の由来、加熱殺菌された乳酸菌の特徴について解説します。
シールド乳酸菌の菌種と名前の由来
シールド乳酸菌は、森永乳業が研究・開発した「Lactobacillus paracasei MCC1849株」という乳酸菌です。
「シールド」という名前は、英語で盾を意味する「Shield」に由来し、体を守るイメージから名付けられました。
免疫機能との関係に着目して選ばれた菌株で、一般的な乳酸菌とは区別されています。
加熱殺菌された乳酸菌の特徴
シールド乳酸菌は、加熱殺菌された状態でも食品に配合できる乳酸菌です。
生きた菌とは異なり、加熱工程を含む食品にも利用しやすく、常温保存の商品にも幅広く使われています。
また、腸内で増殖することはありませんが、菌体成分が免疫細胞に働きかける可能性が研究されています。
シールド乳酸菌は免疫機能の維持に役立つ?
シールド乳酸菌は、健康な人の免疫機能の維持をサポートする働きが研究されている乳酸菌です。
ここでは、シールド乳酸菌が免疫細胞に働きかける仕組みと、pDCの活性を維持する働きについて解説します。
シールド乳酸菌が免疫細胞に働きかける仕組み
シールド乳酸菌は、体内に取り込まれた菌体成分が免疫細胞に認識されることで、免疫反応に関わると考えられています。
免疫細胞は細菌などの成分を認識すると、ほかの免疫細胞に情報を伝える物質をつくり、免疫反応を調整します。
ただし、こうした働きが確認されても、感染症の予防につながるとは限りません。
免疫細胞pDCの活性を維持する働き
pDC(プラズマサイトイド樹状細胞)は、ウイルスなどを認識すると、抗ウイルス反応に関わる物質をつくる免疫細胞です。
シールド乳酸菌についても、pDCの活性や免疫機能との関係が研究されています。
ただし、pDCの活性に関する研究結果だけで、感染症を予防できると判断することはできません。
シールド乳酸菌の免疫機能に関する研究結果
シールド乳酸菌の免疫機能への働きについては、人を対象とした摂取試験によって研究が進められています。
ここでは、4週間と24週間の摂取試験で報告された結果を紹介し、研究から分かることと効果の限界について解説します。
4週間の摂取試験で確認されたpDC活性への働き
シールド乳酸菌の4週間の摂取試験では、健康な成人を対象に、免疫細胞pDCの活性への影響が調べられました。
試験の結果、シールド乳酸菌を摂取したグループでは、pDCの活性を維持する働きが報告されています。
ただし、免疫細胞の活性に関する結果であり、風邪などの感染症を予防する効果が確認されたわけではありません。
24週間の摂取試験で確認された風邪様症状への影響
シールド乳酸菌の24週間の摂取試験では、健康な成人を対象に、咳や鼻水、喉の痛みなどの風邪に似た症状が調べられました。
その結果、シールド乳酸菌を摂取したグループでは、一部の症状に関する評価項目で対照グループとの差が報告されています。
ただし、風邪様症状の変化だけで、感染症を予防する効果が証明されたとはいえません。
研究結果から分かることと効果の限界
シールド乳酸菌の研究では、免疫細胞pDCの活性維持や、風邪に似た症状への影響が報告されています。
ただし、研究結果は摂取量や期間、参加者の健康状態などによって異なるため、すべての人に同じ働きが期待できるとは限りません。
シールド乳酸菌は、免疫機能の維持をサポートする可能性が研究されている乳酸菌ですが、病気の予防や治療を目的とするものではありません。
シールド乳酸菌を摂取できるおすすめ商品
シールド乳酸菌は、粉末サプリメントやタブレット、飲むヨーグルトなど、さまざまな食品から摂取できます。
ここでは、シールド乳酸菌を配合した代表的な商品と、それぞれの特徴や摂取量の違いを紹介します。
森永乳業「シールド乳酸菌サプリ」|食事に混ぜられる粉末タイプ
森永乳業の「シールド乳酸菌サプリ」は、1本あたり100億個のシールド乳酸菌を配合した粉末タイプのサプリメントです。
1箱に1g入りのスティックが30本入っており、食事や飲み物に混ぜて手軽に摂取できます。
加熱殺菌された乳酸菌を使用しているため熱に強く、普段の食事に取り入れながら継続したい方に向いています。
森永製菓「シールド乳酸菌タブレット」|持ち運びやすいタブレットタイプ
森永製菓の「シールド乳酸菌タブレット」は、3粒あたり100億個のシールド乳酸菌を配合したヨーグルト味のタブレットです。
ビタミンCも含まれており、爽やかな味わいと微発泡の食感が特徴です。個包装で持ち運びやすく、外出先でも手軽に乳酸菌を摂取したい方に適しています。
なお、期間限定商品として案内されているため、購入前に販売状況を確認しましょう。
森永乳業「カラダ強くするのむヨーグルト」|3つの機能性素材を配合
森永乳業の「カラダ強くするのむヨーグルト」は、シールド乳酸菌に加え、ビフィズス菌BB536とラクトフェリンを配合した飲料です。
1本100gの飲みきりサイズで、ラクトフェリンは100mg含まれています。
宅配専用の商品ですが、毎日の食事や間食と一緒に乳酸菌を取り入れたい方におすすめです。
森永乳業「カラダ強くするヨーグルト」|毎日の食事に取り入れやすい食品
森永乳業の「カラダ強くするヨーグルト」は、シールド乳酸菌・ビフィズス菌BB536・ラクトフェリンを組み合わせたヨーグルトです。
1個100gで、ラクトフェリン100mgやカルシウム114mgなどを摂取できます。
こちらも宅配専用商品で、朝食や食後のデザートとして乳酸菌を取り入れたい方に向いています。
商品の配合量と研究で用いた摂取量の違い
シールド乳酸菌の配合量は商品によって異なり、粉末サプリは1本、タブレットは3粒で100億個を摂取できます。
一方、ヨーグルトなどでは配合量が明示されていない場合もあるため、商品表示を確認することが大切です。
また、研究で使用された摂取量と市販商品の配合量が同じでも、同様の効果が得られるとは限りません。
シールド乳酸菌を摂取するときの注意点
シールド乳酸菌を摂取する際は、免疫機能への働きだけでなく、期待できる効果の範囲や安全な摂取方法についても理解しておくことが大切です。
ここでは、感染症の予防や治療との違い、商品の摂取目安量と食品表示を確認する際の注意点について解説します。
感染症の予防や治療を保証するものではない
シールド乳酸菌は、免疫機能の維持をサポートする働きが研究されていますが、風邪やインフルエンザなどを予防・治療する医薬品ではありません。
研究では免疫細胞の活性や風邪に似た症状への影響が報告されているものの、すべての人に同じ働きが期待できるとは限りません。
発熱や咳などの症状が続く場合は、乳酸菌だけに頼らず、医療機関に相談しましょう。
商品の摂取目安量と食品表示を確認する
シールド乳酸菌を配合した商品を取り入れる際は、パッケージに記載された1日の摂取目安量を守ることが大切です。
商品によって配合量や摂取する数量が異なるため、購入前に確認しておくと安心です。
また、乳成分や大豆などが含まれる場合もあるため、食物アレルギーがある方は原材料名やアレルギー表示も確認しましょう。
まとめ
シールド乳酸菌は、森永乳業が開発した乳酸菌で、健康な人の免疫機能の維持をサポートする働きが研究されています。
研究では、免疫細胞pDCの活性維持や風邪様症状への影響が報告されていますが、感染症の予防や治療を保証するものではありません。
摂取する際は、商品の配合量や摂取目安量、アレルギー表示を確認することが大切です。
シールド乳酸菌の特徴や研究結果を理解し、バランスのよい食事や十分な睡眠とあわせて、毎日の健康管理に取り入れましょう。