高血圧予防と血圧管理

▶健康診断で血圧が高いと再検査?判定基準と受診の目安を解説

はじめに

「健康診断で血圧が高いと言われたけれど、再検査を受けたほうがいいの?」
「結果表に要再検査や要受診と書かれていたけれど、どのくらい高いと病院へ行く必要があるの?」と不安になっていませんか。

健康診断では、普段は血圧を測らない人でも測定するため、結果を見て突然数値の高さに気づくことがあります。

この記事では、健康診断で血圧が高かった場合の判定基準や再検査の考え方、医療機関を受診する目安について、具体的な数値を確認しながら順を追って説明していきます。

健康診断で血圧が高いと再検査になる?

健康診断で血圧が高いと、「再検査を受ける必要がある?」「今回の数値だけで高血圧と判断される?」と気になることがあります。

ここでは、1回の測定だけでは高血圧と判断されない理由と、健康診断後にまず確認したい結果票の見方を説明します。

血圧が高くても1回の測定だけでは高血圧とは判断されない

健康診断で血圧が高くても、1回の測定だけで高血圧と判断されるわけではありません。

診察室血圧では上が140mmHg以上、または下が90mmHg以上が高血圧の基準ですが、診断では複数回の測定結果を確認します。

そのため、健診で一度だけ基準値を超えた場合は、再測定などで血圧の状態を確認します。

まずは健康診断の結果票にある判定を確認する

健康診断で血圧が高かった場合は、まず結果票の血圧値と判定を確認しましょう。

「要再検査」「要精密検査」「要受診」などが記載されている場合は、その内容を確認し、必要に応じて再検査や医療機関の受診につなげます。

健康診断で血圧が高いと判定される基準

健康診断で血圧が高かった場合、「どの数値から保健指導や受診勧奨の対象になるの?」と気になることがあります。

ここでは、保健指導判定値と受診勧奨判定値の違い、高血圧の診断基準との関係を順に説明します。

130/85mmHg以上は保健指導判定値

健康診断では、収縮期血圧が130mmHg以上または拡張期血圧が85mmHg以上になると、保健指導判定値に該当します。

どちらか一方が基準値以上の場合も該当するため、健診結果を確認し、必要に応じて生活習慣を見直していきましょう。

140/90mmHg以上は受診勧奨判定値

収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上になると、受診勧奨判定値に該当します。

どちらか一方が基準値以上の場合も該当するため、健診結果の判定を確認し、必要に応じて医療機関を受診しましょう。

健診の判定基準と高血圧の診断基準は分けて考える

健康診断の判定値は、保健指導や受診の必要性を検討するための目安であり、高血圧の診断そのものではありません。

医療機関では診察室血圧が140/90mmHg以上かを確認しますが、1回の測定だけで決めるのではなく、複数回の測定結果などをもとに判断します。

健康診断で血圧が高かったときの受診の目安

健康診断で血圧が高いと、「どのくらいの数値なら病院を受診したほうがいい?」「結果票で要受診と書かれていたら、いつ受診すればいい?」と迷うことがあります。

ここでは、血圧の数値と結果票の判定をもとに、受診を検討する目安を順に説明します。

160/100mmHg以上なら早めに医療機関を受診する

健康診断で収縮期血圧が160mmHg以上または拡張期血圧が100mmHg以上だった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

どちらか一方だけが基準値以上の場合も、受診を先延ばしにせず、医療機関で血圧の状態を確認してもらうことが大切です。

140~159/90~99mmHgはほかのリスクも含めて受診の必要性を判断する

収縮期血圧が140~159mmHgまたは拡張期血圧が90~99mmHgだった場合は、血圧だけでなく、健診結果の判定やほかの検査結果も確認します。

「要受診」と記載されている場合は医療機関を受診し、「要経過観察」などの場合は記載された指示に沿って血圧の変化を確認しましょう。

結果票に「要受診」「要精密検査」とあれば指示に従う

結果票に「要受診」「要精密検査」と記載されている場合は、自己判断で様子を見ず、指示に従って医療機関を受診しましょう。

受診するときは結果票を持参すると、健診時の血圧やほかの検査結果を医師に確認してもらいやすくなります。

健康診断のときだけ血圧が高くなることもある

健康診断では血圧が高かったものの、「自宅で測ると正常なのはなぜ?」「健診のときだけ高い場合も受診したほうがいい?」と気になることがあります。

ここでは、健診時だけ血圧が高くなる原因を確認したうえで、自宅で家庭血圧を測る方法と、平均値から受診を検討する目安を順に説明します。

緊張などで血圧が上がる白衣高血圧がある

健康診断や医療機関で測るときだけ血圧が高くなる場合は、緊張などで一時的に血圧が上がる「白衣高血圧」の可能性があります。

診察室では高くても家庭では正常なことがあるため、健診時の数値だけでなく、普段の血圧も確認することが大切です。

自宅で家庭血圧を測って普段の数値を確認する

健診時だけ血圧が高かった場合は、自宅でも血圧を測って普段の数値を確認しましょう。

朝は起床後1時間以内の朝食や服薬前、夜は就寝前に、それぞれ2回ずつ測定して記録します。

複数日にわたって測ることで、普段の血圧を把握しやすくなります。

家庭血圧が平均135/85mmHg以上なら医療機関への相談を検討する

家庭血圧の平均が収縮期135mmHg以上または拡張期85mmHg以上の場合は、医療機関への相談を検討しましょう。

複数日の測定結果を記録して受診時に伝えると、普段の血圧を確認するための参考になります。

健康診断で血圧が高かったときの再検査・受診までの流れ

健康診断で血圧が高かった場合、「結果を確認した後は何をすればいい?」「再検査や受診の前に、自宅でも血圧を測ったほうがいい?」と迷うことがあります。

ここでは、健診結果の確認から家庭血圧の測定、必要に応じた医療機関の受診まで、具体的な流れを順に説明します。

結果票で血圧値と判定を確認する

健康診断後は、結果票に記載された血圧値と、「要受診」「要精密検査」などの判定を確認しましょう。

受診時期などの指示がある場合は、血圧の数値だけで判断せず、その内容に従うことが大切です。

家庭血圧を測って記録する

健診時の血圧が高かった場合は、自宅でも血圧を測って記録しておきましょう。

朝は起床後1時間以内の朝食や服薬前、夜は就寝前にそれぞれ2回測り、複数日の記録を残しておくと、普段の血圧を確認しやすくなります。

健診結果と家庭血圧をもとに必要に応じて医療機関を受診する

「要受診」「要精密検査」と判定された場合は、結果票の指示に従って医療機関を受診しましょう。

受診時に結果票と家庭血圧の記録を持参すると、健診時と普段の血圧をあわせて医師に確認してもらえます。

まとめ

健康診断で血圧が高くても、1回の測定だけで高血圧と決まるわけではありません。

まずは結果票の血圧値や判定を確認し、「要受診」「要精密検査」などの指示があれば、医療機関を受診しましょう。

健診時だけ血圧が高い場合は、白衣高血圧の可能性もあります。自宅でも朝と夜に血圧を測って記録し、高い状態が続く場合は、健診結果と家庭血圧の記録を持って医療機関へ相談すると安心です。

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