はじめに
「GABAを摂ると本当に血圧が下がるの?」
「血圧が気になるなら、GABA入りの食品やサプリメントを取り入れたほうがいい?」と気になっていませんか。
健康診断で血圧を指摘されたり、自宅で測った血圧が高めだったりすると、スーパーやドラッグストアで見かけるGABA配合の商品を試すべきか迷ってしまいますよね。
この記事では、GABAと血圧の関係や血圧に働きかける仕組み、摂取量を考えるときのポイント、取り入れる際の注意点を紹介します。
GABAは血圧を下げる効果が期待できる?
GABAは、血圧が高めの人を対象とした研究で、血圧を下げる機能が報告されている成分です。
ここでは、GABAに報告されている血圧への機能と、高血圧治療との違いについて説明します。
GABAは血圧が高めの健常成人を対象に血圧を下げる機能が報告されている
GABAは、血圧が高めの健常成人が継続して摂取することで、血圧を下げる機能が報告されています。
そのため、一定量のGABAを含む機能性表示食品には、「血圧が高めの方の血圧を下げる機能」が表示されている商品があります。
ただし、高血圧と診断された人への治療効果を示すものではありません。
GABAは高血圧を治療する医薬品ではない
GABAを含む食品は、高血圧を治療するための医薬品ではなく、降圧薬の代わりに使用することはできません。
高血圧の治療中にGABAを取り入れる場合も、自己判断で薬の量を減らしたり、服用を中止したりしないようにしましょう。
GABAが血圧を下げる仕組み
GABAによる血圧低下には、血圧の調節に関わる神経や血管への作用が関係していると考えられています。
ここでは、神経の働きと血管への作用という2つの観点から、GABAが血圧を下げると考えられている仕組みを説明します。
GABAは血圧上昇に関わる神経の働きに作用すると考えられている
GABAは、血圧上昇に関わる交感神経の働きを抑える方向に作用すると考えられています。
交感神経の活動が抑えられることで、血管を収縮させる刺激が弱まり、血圧の低下につながるとされています。
血管への作用によって血圧低下につながると考えられている
GABAによって血管を収縮させる刺激が弱まると、血管が広がりやすくなると考えられています。
その結果、血液が流れる際の抵抗が小さくなり、血圧の低下につながるとされています。
血圧対策でGABAを摂取するときのポイント
血圧対策としてGABAを取り入れる場合は、含有量だけでなく、商品ごとに設定された1日摂取目安量を確認することが大切です。
GABAは多く摂取するほど血圧がより下がるとは限らないため、表示された摂取目安を守って取り入れる必要があります。
摂取量は商品に記載された1日摂取目安量を確認する
GABAを含む食品を摂取するときは、商品パッケージに記載された1日摂取目安量を確認しましょう。
商品によってGABAの含有量や摂取量が異なるため、表示された量を目安に取り入れることが大切です。
機能性表示食品はGABA含有量と1日摂取目安量を確認する
機能性表示食品を選ぶときは、GABAの含有量と1日摂取目安量を確認します。
1日摂取目安量あたりにGABAが何mg含まれているかを確認すると、商品を選ぶ際の参考になります。
多く摂取すれば血圧がより下がるわけではない
GABAは、摂取量を増やすほど血圧が大きく下がるとは限りません。
血圧への機能を期待して自己判断で量を増やさず、商品に表示された1日摂取目安量を守って取り入れましょう。
GABAを摂取するときの注意点
GABAを取り入れる際は、血圧の状態や服用している薬を確認したうえで摂取することが大切です。
摂取後に体調の異変を感じた場合は、そのまま摂り続けないことも重要です。
降圧薬を服用している人は医師や薬剤師に相談する
降圧薬を服用している人がGABAを取り入れる場合は、事前に医師や薬剤師へ相談しましょう。
服用している薬やGABAを含む商品を伝え、併用しても問題ないか確認しておくと安心です。
高血圧の治療中はGABAを薬の代わりにしない
GABAを含む食品は、高血圧を治療する医薬品ではないため、降圧薬の代わりにはなりません。
GABAを取り入れる場合も、自己判断で薬を減らしたり中止したりせず、医師から指示された方法で服用を続けましょう。
体調に異変を感じた場合は摂取を中止する
GABAを摂取したあとに体調の異変を感じた場合は、いったん摂取を中止しましょう。
症状が続いたり強かったりする場合は、摂取した商品や量を確認したうえで医療機関に相談してください。
GABAだけに頼らず生活習慣も見直す
血圧対策では、GABAを摂取することだけに頼らず、毎日の生活習慣もあわせて見直すことが大切です。
ここでは、血圧対策として取り組みたい食生活と運動・体重管理について説明します。
減塩を基本に食生活を整える
血圧対策では、食塩の摂取量を1日6g未満に抑えることが基本です。
食品の「食塩相当量」を確認しながら減塩を心がけ、GABAを取り入れる場合もバランスのよい食生活を続けましょう。
適度な運動や適正体重の維持にも取り組む
血圧対策では、ウォーキングなどの有酸素運動を続け、適正体重を維持することも大切です。
無理のない範囲で体を動かす習慣をつけ、体重が増えている場合は食事と運動を見直しながら調整していきましょう。
まとめ
GABAは、血圧が高めの健常成人を対象に、血圧を下げる機能が報告されている成分です。
ただし、高血圧を治療する医薬品ではないため、降圧薬の代わりにしたり、血圧を下げる目的で自己判断で摂取量を増やしたりしてはいけません。
GABAを含む食品を取り入れる場合は、商品に記載された1日摂取目安量やGABA含有量を確認し、降圧薬を服用している人は事前に医師や薬剤師へ相談しましょう。
血圧対策ではGABAだけに頼らず、食塩摂取量を1日6g未満に抑えることや、適度な運動、適正体重の維持にも継続して取り組むことが大切です。