高血圧予防と血圧管理

▶健康診断で血圧が高かったらどうする?家庭血圧の測り方と受診の目安を解説

はじめに

「健康診断で血圧が高いと言われたけれど、すぐに病院へ行ったほうがいい?」
「自宅でも血圧を測るように言われたけれど、いつ、どのように測ればいいの?」と気になっていませんか。

これまで血圧を意識していなかったのに、健診結果に「血圧が高い」「要受診」などと書かれていると、どの程度心配すればよいのか迷いますよね。

この記事では、健康診断で血圧が高かったときに確認したいこと、家庭血圧の正しい測り方、医療機関を受診する目安について紹介します。

健康診断で血圧が高かったらまず家庭血圧を確認する

健康診断で血圧が高いと指摘されても、1回の測定結果だけで高血圧と判断されるわけではありません。

ここでは、健診で高い値が出たときの考え方や診察室血圧と家庭血圧の違い、健診後に血圧を確認し続ける必要性について説明します。

健康診断で1回高かっただけでは高血圧とは限らない

健康診断で血圧が1回高かっただけでは、高血圧とは限りません。

血圧は緊張や体調、測定する環境によって変動し、健診のときだけ普段より高くなることもあります。

そのため、自宅でも朝と夜に測定し、複数日の数値を確認することが大切です。

診察室血圧と家庭血圧では基準値が異なる

高血圧の基準は、診察室血圧では140/90mmHg以上、家庭血圧では135/85mmHg以上です。

健康診断と自宅で測った血圧では基準値が異なるため、それぞれの基準に照らして確認しましょう。

健診結果を放置せず継続して血圧を確認する

健康診断で血圧が高かった場合は、そのままにせず家庭でも血圧を確認しましょう。

朝と夜に測定した数値を日時とともに記録しておくと、普段の血圧の状態を把握しやすくなります。

家庭血圧の正しい測り方

家庭血圧は、毎日の数値を比較できるように、測定する時間や姿勢などの条件をできるだけそろえることが大切です。

ここでは、家庭血圧を測るタイミングや姿勢、血圧計の使い方、数日から1週間程度記録して数値を確認する方法について説明します。

朝は起床後1時間以内・夜は就寝前に測る

家庭血圧は、朝と夜のできるだけ同じタイミングで測定します。

朝は起床後1時間以内で排尿後、朝食・服薬前に、夜は就寝前に測りましょう。

毎日同じ条件で測ることで、血圧の変化を比較しやすくなります。

測定前に1~2分安静にして座った状態で測る

血圧を測る前は椅子に座り、1~2分ほど安静にします。

背もたれに背中をつけ、足を組まずに両足を床につけた状態で、測定中は会話や体を動かすことを控えましょう。

上腕式血圧計を使い腕を心臓の高さに合わせる

家庭での測定には、上腕にカフを巻くタイプの血圧計が適しています。

カフを正しく装着し、腕を机などに置いて心臓と同じ高さになるようにすると、安定した状態で測りやすくなります。

家庭血圧は数日~1週間程度記録して判断する

家庭血圧は1日の数値だけで判断せず、朝と夜の測定を数日~1週間程度続けて記録します。

1回だけ高い、または低い数値にとらわれず、複数日の記録から血圧の傾向を確認することが大切です。

家庭血圧の数値を確認するときの判断基準

家庭血圧を測ったあとは、単に「高い・低い」と見るのではなく、家庭血圧の基準値に照らして確認することが大切です。

ここでは、家庭血圧の判断基準や健診時との数値の違い、受診時に役立つ記録方法について説明します。

家庭血圧135/85mmHg以上は高血圧の目安

家庭血圧では、収縮期血圧135mmHg以上、または拡張期血圧85mmHg以上が高血圧の目安です。

どちらか一方が基準値以上でも該当するため、1回の数値だけでなく、継続して測った血圧を確認しましょう。

健診時と家庭で血圧が違う場合もある

健康診断と家庭では、血圧の数値が異なることがあります。

健診時は緊張などで普段より高くなる場合がある一方、健診では正常でも家庭では高いことがあるため、両方の測定値を確認することが大切です。

朝と夜の測定結果を記録して受診時に伝える

家庭血圧は、朝と夜の測定値を日付や時間とともに記録しておきましょう。

継続した記録を受診時に見せることで、自宅での血圧の変化を医師に伝えやすくなります。

健康診断で血圧が高かったときの受診の目安

健康診断で血圧が高かった場合は、健診結果に記載された判定や、その後に測った家庭血圧を確認しながら受診の必要性を判断します。

ここでは、健診結果を受けて受診する目安や、家庭血圧が高い場合、症状を伴う場合の対応について説明します。

健診結果で受診を勧められたら医療機関を受診する

健康診断で「要受診」「要精密検査」などの判定が出た場合は、医療機関を受診しましょう。

家庭血圧が健診時より低くても自己判断で受診を見送らず、健診結果を持参して医師に確認してもらうことが大切です。

家庭血圧が高い状態が続く場合は医療機関に相談する

家庭血圧で135/85mmHg以上の状態が続く場合は、医療機関への相談を検討しましょう。

朝と夜に測った血圧を記録しておくと、受診時に普段の血圧の状態を伝えやすくなります。

非常に高い血圧や気になる症状がある場合は早めに受診する

収縮期血圧180mmHg以上、または拡張期血圧120mmHg以上など非常に高い場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

特に胸の痛みや強い頭痛などを伴う場合は様子を見続けず、症状が強い、急に現れたときは速やかな受診が必要です。

健康診断後に血圧を測るときの注意点

健康診断で血圧の高さを指摘されたあとに家庭血圧を測る場合は、1回ごとの数値だけを見て判断せず、できるだけ同じ時間や姿勢など一定の条件で測定を続けることが大切です。

ここでは、家庭血圧を継続して測る際の注意点と、受診までに準備しておきたい記録について説明します。

測るたびに一喜一憂せず一定の条件で測定する

家庭血圧は、1回ごとの数値だけで判断せず、できるだけ同じ条件で測ることが大切です。

朝は起床後1時間以内、夜は就寝前を目安にし、測定前に1~2分安静にしてから測ると、日ごとの変化を比較しやすくなります。

自己判断で生活習慣だけを変えて受診を先延ばしにしない

健康診断で受診を勧められた場合は、食事や運動を見直すだけで様子を見続けないようにしましょう。

生活習慣の改善で血圧が下がった場合でも、自己判断で受診を見送らず、医療機関で確認してもらうことが大切です。

家庭血圧の記録と健診結果を受診時に持参する

受診するときは、家庭血圧の記録と健康診断の結果を持参しましょう。

朝・夜の血圧を日付や時間とともに記録しておくと、健診後の血圧の変化を医師に伝えやすくなります。

まとめ

健康診断で血圧が高かった場合は、健診時の1回の数値だけで判断せず、自宅でも朝と夜に血圧を測って継続して記録することが大切です。

家庭血圧は、朝は起床後1時間以内、夜は就寝前を目安に、測定前に1~2分安静にしてから同じ姿勢や条件で測りましょう。

家庭血圧では135/85mmHg以上が高血圧の目安となるため、高い状態が続く場合や健診結果で受診を勧められている場合は、自己判断で様子を見続けず医療機関に相談します。

受診時には健康診断の結果と家庭血圧の記録を持参し、健診後の血圧の推移も含めて医師に確認してもらいましょう。

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