目次
はじめに
「日本高血圧学会の塩分チェックシートはどのように使うのだろう」
「点数が高かったけれど、どのくらい塩分を摂りすぎているのか分からない」と感じていませんか。
健康診断で血圧が高めと言われたり、医師から減塩を勧められたりして塩分を意識し始めると、自分の食生活を手軽に確認できる方法として塩分チェックシートが気になることがありますよね。
この記事では、日本高血圧学会の塩分チェックシートの内容やチェック項目、結果の見方、点数を今後の食生活にどう生かせばよいのかまで、順を追って説明していきます。
塩分チェックシートとは?

塩分チェックシートは、普段の食生活から塩分の摂取傾向を簡単に確認するためのツールです。
ここでは、塩分チェックシートで何が分かるのか、そして結果をどのように受け止めればよいのかを順に説明していきます。
実際に自分の食生活をチェックしてみたい方は、日本高血圧学会が公開している塩分チェックシートを確認してみてください。
▶日本高血圧学会「塩分チェックシート」
食事から塩分摂取の傾向を確認できる
塩分チェックシートは、みそ汁や漬物、加工食品、外食などをどのくらいの頻度で食べているかを振り返り、普段の食生活で塩分をとりやすくなっていないか確認するためのものです。
項目ごとにチェックしていくことで、「汁物をよく飲む」「外食が多い」など、自分では気づきにくかった食習慣を見つけやすくなります。
チェック結果は食塩摂取量の目安として見る
チェックシートの結果は、普段の食生活から塩分摂取の傾向を知るための目安として活用できます。
ただし、実際にとっている食塩の量をグラム単位で正確に示すものではないため、点数だけで「塩分をとりすぎている」と判断するものではありません。
結果を参考にしながら、塩分が多くなりやすい食習慣を少しずつ見直すきっかけにするとよいでしょう。
塩分チェックシートで確認する主な項目
塩分チェックシートでは、塩分が多くなりやすい食習慣がないかを、日頃の食事内容から確認します。
ここでは、チェックシートで確認する主な項目について順に説明していきます。
みそ汁・漬物・加工食品などを食べる頻度
塩分チェックシートでは、みそ汁や漬物、ハム・ソーセージなどの加工食品を、普段どのくらいの頻度で食べているかを確認します。
こうした食品は食べる機会が多くなるほど塩分摂取も増えやすいため、毎日の食生活を振り返りながら、自分が塩分をとりやすい食習慣になっていないかを確認できます。
しょうゆ・ソースなど調味料を使う頻度
しょうゆやソースなどの調味料を、普段の食事でどのくらい使っているかも確認するポイントです。
料理にかけたり追加したりすることが多いと、その分だけ塩分摂取も増えやすいため、普段何気なく使っている調味料の量や頻度を振り返るきっかけになります。
麺類の汁・外食・惣菜などの食習慣
麺類の汁をどのくらい飲むか、外食や惣菜をどのくらい利用しているかといった食習慣もチェックします。
外食や惣菜などは自分で味付けを調整しにくく、知らないうちに塩分を多くとることもあるため、普段の利用頻度を振り返りながら塩分摂取の傾向を確認してみましょう。
塩分チェックシートの点数と結果の見方
塩分チェックシートでは、回答した内容を合計点として集計し、その点数から塩分摂取の傾向を確認します。
ここでは、合計点の見方と、点数が高かった場合にどのような食習慣を振り返ればよいのかを順に説明していきます。
合計点から塩分摂取の傾向を確認する
塩分チェックシートでは、各項目の点数を合計し、その結果から普段の食生活で塩分をとりやすい傾向があるかを確認します。
基本的には、点数が低いほど塩分を控えた食習慣、高いほど塩分をとりやすい食習慣の傾向があるため、まずは自分の合計点がどの程度なのかを確認してみましょう。
点数が高い場合は塩分をとりやすい食習慣を確認する
合計点が高かった場合は、点数だけを気にするのではなく、どの項目で点数が高くなったのかを振り返ることが大切です。
みそ汁や加工食品を食べる頻度、調味料の使い方、外食や惣菜の利用などを確認すると、自分がどのような場面で塩分をとりやすいのかが見えてきます。
気になる項目から少しずつ見直していくと、無理のない減塩にもつなげやすくなるでしょう。
点数が高く、「具体的に何から減らせばよいのだろう」と迷った場合は、1日の塩分量の目安や減塩の進め方も確認しておくと、食生活を見直しやすくなります。
▶高血圧の塩分摂取量は1日何gまで?減塩の目安と続けるコツを解説
高血圧が気になる人が塩分チェックシートを使うときの注意点
塩分チェックシートは、食生活を振り返るための便利なツールですが、結果だけで健康状態や食塩摂取量を正確に判断できるものではありません。
ここでは、塩分チェックシートを活用するときに知っておきたい注意点を説明していきます。
チェック結果だけで実際の食塩摂取量を断定しない
塩分チェックシートは、普段の食習慣から塩分をとりやすい傾向があるかを確認するための目安です。
そのため、合計点から実際の食塩摂取量が何gなのかを判断したり、点数が低いから塩分をとりすぎていないと断定したりすることはできません。
結果はあくまで食生活を振り返り、塩分が多くなりやすい習慣に気づくための参考として活用しましょう。
チェックシートでは実際の食塩摂取量までは分からないため、「自分が1日にどのくらい塩分をとっているのか知りたい」という場合は、食塩摂取量を確認する方法も参考にしてみてください。
▶1日の塩分摂取量を調べる方法は?食事記録や尿検査による確認方法を解説
血圧が高い場合はチェック結果だけで判断しない
血圧が高い場合も、塩分チェックシートの結果だけで自分の状態を判断しないことが大切です。
チェックシートは食習慣を確認するためのもので、高血圧の有無や程度を判断するものではありません。
血圧が高い状態が続いている場合は、自己判断で様子を見続けず、医療機関に相談して必要な検査や対応について確認しましょう。
健康診断で血圧が高かったものの、「1回高かっただけでも受診したほうがよいの?」と迷う場合は、家庭血圧の測り方や受診を考える目安も確認しておくと安心です。
▶健康診断で血圧が高かったらどうする?家庭血圧の測り方と受診の目安を解説
まとめ
日本高血圧学会の塩分チェックシートは、普段の食生活を振り返り、塩分をとりやすい習慣に気づくために役立つツールです。
みそ汁や漬物、加工食品、調味料、外食などの項目を確認することで、自分がどこから塩分をとりやすいのかを見直すきっかけになります。
ただし、チェック結果だけで実際の食塩摂取量や健康状態を判断することはできません。
点数そのものを気にしすぎるのではなく、点数が高かった項目を振り返り、できそうなところから少しずつ食習慣を整えていくとよいでしょう。
また、血圧が高い状態が続いている場合は、チェック結果だけで判断せず、家庭での血圧測定や医療機関への相談も大切です。
塩分チェックシートを上手に活用しながら、無理なく続けられる減塩を日々の食生活に取り入れてみてください。