目次
はじめに
「免疫機能の維持をサポートする乳酸菌って、どれを選べばいいの?」
「乳酸菌なら、どの菌株を摂っても同じなの?」と気になっていませんか。
ヨーグルトや乳酸菌飲料、サプリメントを選ぶときに「免疫機能の維持をサポートする」といった表示を見ても、菌株によって何が違うのか分からず、商品選びで迷ってしまいますよね。
この記事では、免疫機能の維持と乳酸菌の関係や、代表的な菌株ごとの特徴、商品を選ぶときに確認したいポイントについて順を追って説明していきます。
免疫機能の維持をサポートする乳酸菌とは?
乳酸菌のなかには、免疫機能との関係について研究されている菌株があります。
ここでは、乳酸菌ごとの研究内容の違いと、免疫機能への働きを考える際のポイントについて説明します。
乳酸菌によって免疫面で期待される働きや研究内容は異なる
乳酸菌は、菌株によって免疫機能との関係について研究されている内容や、確認されている働きが異なります。
同じ乳酸菌でも、ある菌株の研究結果を別の菌株にそのまま当てはめることはできません。
そのため、免疫機能の維持を目的に選ぶ場合は、菌株ごとの研究内容を確認することが大切です。
「免疫力を高める」ではなく免疫機能の維持をサポートするものとして考える
乳酸菌は、「免疫力を高める」と一律に考えるのではなく、健康な人の免疫機能の維持をサポートするものとして捉えることが大切です。
乳酸菌を摂取すれば、免疫機能そのものが単純に強くなるとはいえません。
商品を選ぶ際は、どのような免疫機能の維持が示されているのかを確認しましょう。
免疫機能の維持をサポートする主な乳酸菌の菌株と特徴
乳酸菌は菌株によって特徴が異なり、免疫機能との関係について研究されている内容も同じではありません。
ここでは、免疫機能の維持との関係が研究されている主な乳酸菌の菌株と特徴を順に紹介します。
プラズマ乳酸菌
プラズマ乳酸菌は、免疫機能で重要な役割を担うpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかける乳酸菌として研究されています。
pDCは免疫細胞に指令を出す役割があり、プラズマ乳酸菌による活性化について研究が進められています。
L-92乳酸菌
L-92乳酸菌は、免疫機能との関係について研究されている乳酸菌です。
研究では、L-92乳酸菌の摂取と免疫機能に関する指標との関係が調べられており、健康な人の免疫機能の維持をサポートする観点から研究されています。
L-137
L-137は、加熱処理した状態で免疫機能との関係が研究されている乳酸菌です。
生きた菌ではなく、加熱処理したL-137を用いた研究が行われており、乳酸菌は加熱処理した状態でも研究対象となっています。
CRL1505
CRL1505は、免疫機能との関係について研究されている乳酸菌です。
研究では、CRL1505の摂取と免疫機能に関する指標との関係が調べられており、免疫機能の維持との関係が研究されている菌株の一つです。
乳酸菌の菌株ごとの違いを比較するときのポイント
乳酸菌の菌株を比較するときは、商品名や「乳酸菌配合」といった表示だけで判断せず、どの菌株が使われているかを確認することが大切です。
ここでは、乳酸菌の菌株ごとの違いを比較する際に確認したいポイントを説明します。
菌株名と商品名を区別して確認する
乳酸菌を比較するときは、商品名だけでなく、使用されている菌株名を確認します。
同じ乳酸菌を含む商品でも、菌株が異なれば研究内容も同じとは限りません。
そのため、パッケージや商品情報に記載された菌株名を確認して比較しましょう。
免疫面でどのような機能が報告されているかを確認する
菌株によって、研究されている免疫機能や確認されている指標は異なります。
「免疫に関係する乳酸菌」という情報だけで判断せず、その菌株についてどのような機能が報告されているのかを確認することが大切です。
研究内容と商品の機能性表示を分けて確認する
菌株の研究内容と、実際の商品に表示されている機能性は分けて確認します。
菌株について研究結果が報告されていても、そのすべてが商品の機能性として表示されているとは限らないため、パッケージや届出情報もあわせて確認しましょう。
免疫機能の維持を目的に乳酸菌を選ぶときの考え方
免疫機能の維持を目的に乳酸菌を選ぶ場合は、「乳酸菌ならどれでも同じ」と考えず、菌株ごとに報告されている機能を確認することが大切です。
ここでは、「免疫に良い」というイメージだけで判断しないための乳酸菌の選び方を説明します。
自分が知りたい機能に関連する菌株を選ぶ
乳酸菌を選ぶときは、自分が知りたい免疫機能と、その菌株について報告されている研究内容が合っているかを確認します。
菌株によって研究されている機能は異なるため、菌株名だけでなく、どのような免疫機能との関係が報告されているかまで確認して選びましょう。
菌株だけでなく商品に表示された機能性を確認する
同じ菌株を含む商品でも、研究内容のすべてが商品の機能性として表示されているとは限りません。
そのため、菌株名だけで判断せず、パッケージや届出情報を見て、自分が求める機能が表示されているかを確認することが大切です。
「免疫に良い」というイメージだけで選ばない
「免疫に良い」「健康に良さそう」というイメージだけでは、その菌株について報告されている機能までは分かりません。
「乳酸菌配合」という表示だけで選ばず、菌株名や研究内容、商品に表示された機能性を確認して選びましょう。
乳酸菌を摂取するときに知っておきたい注意点
乳酸菌を摂取するときは、健康への働きを過度に期待せず、食品としての位置づけを理解しておくことが大切です。
ここでは、乳酸菌を取り入れる前に確認しておきたい注意点を説明します。
乳酸菌を摂れば病気を治療・予防できるとは限らない
乳酸菌を含む食品は医薬品ではないため、摂取すれば病気を治療したり、発症を防いだりできるとは限りません。
特定の菌株について健康への働きが研究されていても、病気への効果を期待するのではなく、食品として取り入れることが大切です。
商品によって含まれる菌株や表示される機能性が異なる
乳酸菌を含む商品でも、使用されている菌株や表示される機能性は商品によって異なります。
同じ乳酸菌を含む商品でも内容が同じとは限らないため、パッケージや商品情報で菌株名と機能性を確認して選びましょう。
まとめ
乳酸菌は、菌株によって免疫機能との関係について研究されている内容や特徴が異なります。
プラズマ乳酸菌やL-92乳酸菌、L-137、CRL1505なども、それぞれ異なる観点から研究されているため、「乳酸菌ならどれでも同じ」と考えず、菌株ごとの情報を確認することが大切です。
また、菌株について報告されている研究内容と、実際の商品に表示されている機能性が同じとは限らないため、商品を選ぶ際は菌株名と機能性表示の両方を確認しましょう。
乳酸菌は病気の治療や予防を目的とした医薬品ではないため、「免疫力を高める」と過度に期待せず、健康な人の免疫機能の維持をサポートする食品として取り入れることが重要です。