目次
はじめに
「睡眠不足が続くと、どうして血圧が上がるの?」
「最近寝不足で、健康診断や自宅で測った血圧が高かったけれど大丈夫かな」と気になっていませんか。
仕事や家事で寝る時間が遅くなり、5〜6時間ほどしか眠れない日が続いたあとに血圧の高さを指摘されると、睡眠との関係が気になりますよね。
この記事では、睡眠不足で血圧が上がる仕組みや続いた場合のリスク、睡眠と血圧を整えるために今日から取り組める対策まで、順を追って説明していきます。
なぜ睡眠不足で血圧が上昇するの?

睡眠時間が不足すると、体を活動状態に保つ交感神経が優位になり、心拍数や血管の収縮に影響して血圧が上がりやすくなります。
ここでは、交感神経の働きと夜間の血圧変化に分けて、睡眠不足で血圧が上昇する仕組みを解説します。
睡眠不足が続くと高血圧のリスクが高まる
睡眠不足が続くと、交感神経が活発な状態が長くなり、夜間も血圧が十分に下がりにくくなることがあります。
特に、短い睡眠が習慣になっている場合は、高血圧のリスクが高まる可能性があるため注意が必要です。
睡眠時間だけでなく、十分に休めているかも意識しながら、無理のない範囲で睡眠習慣を整えていきましょう。
一時的な血圧上昇と慢性的な高血圧の違いを知る
睡眠不足の翌日に血圧が高くなっても、1回の測定だけで高血圧と判断することはできません。
血圧は睡眠不足や緊張、体調などによって一時的に変動するため、同じような条件で測った数値を数日間確認することが大切です。
高い数値が繰り返し続く場合は、睡眠不足だけが原因と考えず、医療機関への相談も検討しましょう。
寝不足以外にも血圧が一時的に上がる原因が気になる方は、血圧が急に高くなる原因や対処法も確認しておくと安心です。
▶血圧が急に高くなる原因は?一時的な上昇と受診の目安を解説
睡眠不足が血圧に与える影響
睡眠不足による血圧の上昇は、一晩だけ眠れなかったときに起こる一時的な変化と、睡眠不足が続くことで高血圧のリスクが高まる状態に分けて考える必要があります。
ここでは、睡眠不足が続く場合のリスクと、一時的な血圧上昇との違いを解説します。
睡眠不足が続くと高血圧のリスクが高まる
睡眠時間が短い状態が続くと、交感神経が活発な時間が長くなり、血圧が十分に下がりにくくなることがあります。
特に、成人で6時間未満の睡眠が習慣になっている場合は、高血圧のリスクが高まる可能性があるため注意が必要です。
短い睡眠が何日も続いているときは、一時的な寝不足として済ませず、普段の睡眠時間や血圧の変化を確認してみましょう。
一時的な血圧上昇と慢性的な高血圧の違いを知る
睡眠不足の翌日に血圧が高くなっても、1回の測定だけで慢性的な高血圧と判断することはできません。
血圧は寝不足や体調などによって一時的に上がることがありますが、日を変えて測っても高い数値が繰り返し確認される場合は注意が必要です。
1回の数値だけで心配しすぎず、同じような条件で数日間測り、血圧の変化を確認していきましょう。
睡眠不足による血圧上昇を防ぐための対策
睡眠不足による血圧上昇を防ぐには、必要な睡眠時間を確保するだけでなく、途中で目覚めにくい環境を整えて睡眠の質を高めることも大切です。
ここでは、睡眠時間と睡眠の質の考え方、見直したい日常の睡眠習慣について解説します。
理想的な睡眠時間と睡眠の質を意識する
成人の睡眠時間は個人差がありますが、まずは6時間以上を目安に、必要な睡眠を確保することが大切です。
ただし、時間だけにこだわらず、夜中に何度も目が覚めていないか、朝起きたときにしっかり休めた感覚があるかも確認してみましょう。
6時間未満の睡眠が続いている場合は、無理のない範囲で就寝時刻を少し早めるなど、睡眠時間を確保しやすい生活リズムに整えていきます。
就寝時間やスマホ・カフェインなど睡眠習慣を見直す
睡眠のリズムを整えるためには、就寝・起床時刻をできるだけ一定にし、休日も大きくずらさないことがポイントです。
寝る前はスマホやタブレットの使用を控え、寝床には持ち込まないようにすると、自然に眠りにつきやすい環境をつくれます。
また、カフェインの影響には個人差があるため、睡眠への影響が気になる場合は夕方以降のコーヒーやお茶などを控えてみましょう。
受診を検討したほうがよいケース
睡眠時間や生活習慣を見直しても血圧が高い状態が続く場合は、睡眠不足だけが原因とは限らないため、医療機関への相談を検討する必要があります。
ここでは、血圧の高さが続く場合と睡眠中の異常がある場合に分けて、受診を検討する目安を解説します。
血圧が高い状態が続く場合は医療機関へ相談する
睡眠時間や生活習慣を見直しても、自宅で測った血圧が繰り返し高い場合は、医療機関へ相談しましょう。
家庭血圧では135/85mmHg以上が高血圧の目安とされているため、朝と夜に測った血圧を数日間記録しておくと、受診時にも状態を伝えやすくなります。
高い数値が続くときは睡眠不足だけが原因と考えず、一度医師に相談して原因を確認しておくと安心です。
いびきや無呼吸など睡眠中の異常がある場合は早めに受診する
大きないびきを繰り返す場合や、眠っている間に呼吸が止まっていると指摘された場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に呼吸が止まることで体内の酸素が不足し、交感神経が活発になって血圧が上がりやすくなることがあります。
自分では無呼吸に気づきにくいため、家族から指摘された場合も大切なサインとして受診を検討してください。
「いびきだけでも睡眠時無呼吸症候群を疑ったほうがよいの?」と気になる方は、症状や受診の目安も確認してみてください。
▶睡眠時無呼吸症候群の症状とは?いびき・無呼吸と受診の目安を解説
まとめ
睡眠不足が続くと、睡眠中に血圧が十分に下がりにくくなり、高血圧のリスクにつながることがあります。
ただし、一晩の寝不足で血圧が高くなったからといって、すぐに高血圧と判断する必要はありません。
まずは十分な睡眠時間を確保し、就寝・起床時刻やスマホ、カフェインなど、できるところから睡眠習慣を整えてみましょう。
それでも家庭血圧が高い状態が続く場合や、大きないびき・無呼吸を指摘された場合は、睡眠不足だけと考えず医療機関へ相談することが大切です。