骨・関節の健康維持

▶ビタミンDを摂りすぎるとどうなる?過剰摂取の症状と注意したい摂取量を解説

はじめに

「ビタミンDのサプリを毎日飲んでいるけれど、摂りすぎにならない?」
「多く摂ると、どんな症状が出るの?」と気になっていませんか。

健康のためにビタミンDのサプリを続けていたり、複数のサプリを併用していたりすると、1日の合計摂取量が多くなっていないか心配になりますよね。

この記事では、ビタミンDを過剰摂取したときに現れる症状や、摂りすぎによって起こる体への影響、1日の摂取量を確認するときのポイントについて解説します。

ビタミンDを摂りすぎるとどうなる?

ビタミンDを過剰に摂取すると、体内のカルシウム濃度が高くなり、高カルシウム血症を起こすことがあります。

ここでは、ビタミンDを摂りすぎた場合に起こる変化と、食事による過剰摂取の可能性について説明します。

高カルシウム血症が起こることがある

ビタミンDを過剰に摂取すると、腸からのカルシウム吸収が増え、血液中のカルシウム濃度が高くなることがあります。

特に長期間にわたって過剰に摂り続けると、高カルシウム血症につながる可能性があるため、必要以上の摂取は避けることが大切です。

通常の食事だけで過剰摂取になる可能性は高くない

普段の食事からビタミンDを摂っている場合、過剰摂取になる可能性は高くありません。

食品だけで耐容上限量を継続的に超えることは一般的ではないため、通常の食生活であれば摂りすぎを過度に心配する必要はないでしょう。

ビタミンDの過剰摂取で現れる主な症状

ビタミンDを摂りすぎると、吐き気や食欲不振、便秘などの消化器症状が現れることがあります。

過剰摂取が長期間続くと腎臓などに影響することもあるため、ここでは主な症状を順に説明します。

吐き気・食欲不振・便秘などの消化器症状

ビタミンDを過剰に摂取すると、血液中のカルシウム濃度が高くなり、吐き気や食欲不振、便秘などが現れることがあります。

摂りすぎが続くと症状が長引く場合もあるため、摂取量には注意が必要です。

のどの渇きや尿量の増加などが現れることもある

ビタミンDの過剰摂取によって高カルシウム血症になると、のどが渇きやすくなったり、尿の量が増えたりすることがあります。

これは、カルシウム濃度の上昇によって、腎臓が尿を濃縮する働きに影響が出るためです。

過剰摂取が続くと腎障害や軟組織の石灰化につながることがある

ビタミンDの過剰摂取が長く続くと、高カルシウム血症によって腎臓に負担がかかり、腎障害につながることがあります。

また、カルシウムが腎臓などの組織に沈着し、石灰化を起こす場合もあります。

ビタミンDは1日にどのくらいまで摂取してよい?

ビタミンDの摂取量を考えるときは、普段の摂取目安と、過剰摂取を防ぐための上限量を分けて確認することが大切です。

ここでは、それぞれの数値の意味と考え方について説明します。

成人の目安量

成人のビタミンDの目安量は、男女ともに1日9.0μgです。

目安量は、一定の栄養状態を維持するために十分とされる量で、普段の摂取量を確認するときの目安になります。

成人の耐容上限量

成人のビタミンDの耐容上限量は1日100μgで、4,000IUに相当します。

耐容上限量は、過剰摂取による健康への影響を防ぐため、習慣的に超えないよう設定されている量です。

耐容上限量を一度超えただけで中毒になるとは限らない

ビタミンDの摂取量が1日100μgを一度超えただけで、すぐに中毒になるとは限りません。

耐容上限量は1回の摂取で中毒が起こる境界ではなく、習慣的な摂取量の上限として考える必要があります。

ビタミンDを摂りすぎやすいケース

ビタミンDの過剰摂取は、サプリメントを目安量以上に飲んだり、複数の製品を併用したりすることで起こりやすくなります。

ここでは、ビタミンDを摂りすぎやすい具体的なケースについて説明します。

サプリメントを目安量以上に摂取している

ビタミンDのサプリメントを、商品に記載された1日の目安量より多く摂ると、過剰摂取につながることがあります。

特に、成人の耐容上限量である1日100μg(4,000IU)を超える量を継続して摂らないよう注意が必要です。

複数のサプリや健康食品を併用している

ビタミンDを含むサプリや健康食品を複数併用すると、それぞれの目安量を守っていても、合計すると摂取量が多くなることがあります。

複数の商品を利用している場合は、それぞれの含有量を確認して合計しましょう。

食品とサプリを合わせた摂取量を確認していない

ビタミンDの摂取量を確認するときは、サプリだけでなく食品から摂る分も合わせて考えることが大切です。

サプリの含有量だけで判断せず、食品を含めた1日の摂取量を確認しましょう。

ビタミンDの摂りすぎが心配なときの対処法

ビタミンDの摂りすぎが心配な場合は、まずサプリメントに含まれる量と1日の摂取量を確認することが大切です。

ここでは、摂取量の確認方法と注意したい対応について説明します。

サプリメントの含有量と1日の摂取量を確認する

ビタミンDの摂りすぎが心配な場合は、サプリの成分表示を見て、1日に摂っている量を確認しましょう。

成人では、食品から摂る分も含めて耐容上限量の1日100μg(4,000IU)を超えていないか確認することが大切です。

自己判断でサプリメントを追加・増量しない

ビタミンDは、多く摂るほど健康によいとは限りません。

商品に記載された目安量を超えて飲んだり、ビタミンDを含むサプリを自己判断で追加したりすることは避けましょう。

体調の変化がある場合は医療機関へ相談する

ビタミンDを多く摂ったあとに、吐き気や強いのどの渇き、尿量の増加などが現れた場合は、医療機関へ相談しましょう。

受診時には、使用しているサプリの商品名や摂取量、摂取していた期間を伝えるとスムーズです。

まとめ

ビタミンDを過剰に摂取すると、高カルシウム血症によって吐き気や食欲不振、強いのどの渇き、尿量の増加などが現れ、長期間続くと腎障害につながることがあります。

成人の目安量は1日9.0μg、耐容上限量は1日100μg(4,000IU)であり、特にサプリメントを複数併用している場合は1日の合計量を確認することが大切です。

耐容上限量を一度超えただけで直ちに中毒になるとは限りませんが、高用量を自己判断で継続することは避けましょう。

摂取後に吐き気や強いのどの渇きなどの症状がある場合は、使用している製品や摂取量を確認したうえで医療機関へ相談してください。

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