目次
はじめに
「乳酸菌は免疫にどのように関わるのだろう」
「東京大学や東京科学大学で研究されている内容は、本当に私たちの健康に役立つものなのかな」と気になっていませんか。
免疫を意識してヨーグルトやサプリメントを選ぼうと思っても、大学の研究結果やニュースには専門用語が多く、自分にとって何が分かっていて、何がまだ研究段階なのか判断できず、迷ってしまうことがありますよね。
この記事では、東京大学や東京科学大学で進められている乳酸菌と免疫に関する研究内容や、現在分かっていること、研究結果をどのように受け止めればよいのかを、順を追って説明していきます。
乳酸菌と免疫の関係が大学で研究されている理由は?

乳酸菌は食品に広く利用されている身近な微生物であり、免疫機能とどのように関係するのかを明らかにするため、大学で研究が進められています。
ここでは、大学で行われている乳酸菌と免疫に関する研究の目的を順に解説します。
乳酸菌は免疫機能との関係を調べる研究対象になっている
乳酸菌は身近な食品に含まれていることもあり、免疫機能とどのように関わるのか、大学などでさまざまな研究が進められています。
免疫細胞との関わりや体内での働きを明らかにするため、細胞や動物を用いた研究だけでなく、ヒトを対象とした研究も行われています。
こうした研究を重ねながら、乳酸菌と免疫機能の関係について少しずつ知見が蓄積されています。
乳酸菌ごとの特徴や免疫への働きの違いが研究されている
乳酸菌は、菌種や菌株が異なれば、体内での働きも同じとは限りません。
そのため、大学などの研究では特定の菌株ごとに免疫細胞との関わりを調べ、それぞれにどのような特徴があるのか比較されています。
乳酸菌の研究結果を見るときは、「乳酸菌全体の働き」と考えるのではなく、どの菌株を対象とした研究なのかまで確認することが大切です。
東京大学で研究されている乳酸菌と免疫活性
東京大学では、11/19-B1乳酸菌などを対象に、乳酸菌が免疫にどのような反応を与えるのかを調べる研究が進められています。
ここでは、11/19-B1乳酸菌に関する研究内容と、乳酸菌の可能性を調べる大学の取り組みについて解説します。
11/19-B1乳酸菌など免疫活性に関する研究が進められている
東京大学では、11/19-B1乳酸菌などを対象に、免疫細胞がどのように反応するのかを調べる研究が行われています。
実験を通して乳酸菌が免疫細胞に与える影響を確認し、免疫活性との関係について検討が進められています。
こうした研究を積み重ねることで、特定の乳酸菌が持つ特徴や免疫との関わりを明らかにする取り組みが続けられています。
大学研究では乳酸菌の可能性を評価する取り組みが行われている
大学では、乳酸菌ごとの特徴を実験データから確かめながら、食品や健康分野でどのように活用できるのか研究が進められています。
得られた結果をもとに乳酸菌の働きを検証し、その特徴や有用性をさまざまな角度から確認していきます。
研究結果だけで効果を一概に判断するのではなく、対象となった菌株や研究条件まで含めて見ていくことが大切です。
東京科学大学で研究されている乳酸菌の免疫調節作用
東京科学大学では、乳酸菌の菌株によって免疫を調節する能力にどのような違いがあるのかを調べる研究が進められています。
ここでは、乳酸菌株ごとの免疫調節能力と、研究成果の活用について解説します。
乳酸菌株による免疫調節能力の違いが研究されている
東京科学大学では、乳酸菌の菌株によって免疫細胞への働きかけにどのような違いがあるのか、比較する研究が行われています。
同じ乳酸菌でも菌株が異なれば、免疫細胞の反応が同じとは限らないため、それぞれの特徴を実験によって詳しく調べています。
こうした研究を通して、菌株ごとの免疫調節に関わる特徴を明らかにする取り組みが進められています。
研究成果は機能性食品などへの応用可能性につながっている
乳酸菌の研究で明らかになった菌株ごとの特徴は、機能性食品などへの応用を検討するうえでも役立てられています。
実験で得られたデータをもとに、どのような菌株に活用の可能性があるのか、段階的に検討が進められています。
ただし、研究段階で確認された働きがそのまま食品の効果を示すわけではないため、研究条件や対象となった菌株を分けて考えることが大切です。
大学の乳酸菌研究を見るときに確認したいポイント
大学の乳酸菌研究を参考にするときは、研究内容だけでなく、その結果をどのように読み取るかも重要です。
ここでは、大学の乳酸菌研究を見る際に押さえておきたい確認ポイントを解説します。
研究対象の乳酸菌と市販商品の菌は同じとは限らない
大学の研究で使われている乳酸菌と、市販の商品に配合されている乳酸菌は、必ずしも同じ菌種や菌株とは限りません。
菌株が異なれば、研究で確認された結果を別の乳酸菌や商品にそのまま当てはめることはできないため、研究対象となった菌株まで確認することが大切です。
市販商品について調べるときも、研究内容と商品の情報を分けて見ることで、研究結果をより正しく理解しやすくなります。
「では、免疫を意識して乳酸菌商品を選ぶなら、どのような点を見ればよいの?」と迷う方は、乳酸菌の種類や表示内容を確認しながら選ぶポイントも参考にしてみてください。
▶免疫力を意識したヨーグルトランキング|乳酸菌の特徴や選び方を比較
研究結果だけで健康効果を判断せず内容を確認することが重要
乳酸菌の研究結果を見るときは、結論だけに注目するのではなく、どの菌株を対象に、どのような条件や方法で調べたのかまで確認してみましょう。
特定の菌株で確認された結果が、すべての乳酸菌や市販商品に共通するとは限りません。
そのため、「乳酸菌なら同じ働きが期待できる」と考えず、対象となった菌株や研究条件を確かめながら参考にすることが大切です。
乳酸菌は生きているものだけでなく、加熱処理された死菌も研究されています。「死菌でも免疫との関係があるの?」と気になる方は、生菌との違いもあわせて確認してみましょう。
乳酸菌の死菌は免疫にどう関係する?生菌との違いや選び方を解説
まとめ
乳酸菌と免疫の関係については大学などで研究が進められていますが、乳酸菌であればどれも同じ働きが期待できるわけではありません。
菌種や菌株によって特徴が異なるため、研究結果を見るときは、どの乳酸菌をどのような条件で調べたものなのかを確認することが大切です。
また、研究で使われた菌株と市販商品に含まれる菌株が同じとは限りません。
「大学で研究されている」という情報だけで判断せず、研究内容と商品の表示を分けて確認しながら、自分に必要な情報を無理なく取り入れていきましょう。