目次
はじめに
「更年期の貧血には鉄分サプリが役立つの?」
「疲れやすさやめまいが気になるけれど、どんなサプリメントを選べばよいの?」と気になっていませんか。
40代後半から50代になり、以前より疲れやすくなったり、立ち上がったときにふらついたりすると、更年期の影響なのか、鉄分が不足しているのか心配になりますよね。
この記事では、更年期に貧血が起こる原因や鉄分サプリの役割、成分や配合量を確認する選び方、摂取するときの注意点について解説します。
更年期の貧血にサプリメントは役立つ?
「更年期の貧血は鉄分サプリで改善できるの?」「毎日飲み続ければ、めまいや疲れやすさが軽くなるの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。
ここでは、鉄分サプリメントで補える栄養素と、サプリメントだけでは改善が難しい貧血の原因について詳しく解説します。
鉄分サプリは不足した鉄分を補うために使える
鉄分サプリメントは、月経による出血や食事からの摂取不足によって失われた鉄分を補うために利用できます。
鉄は赤血球のヘモグロビンを作るために必要な栄養素で、不足すると疲れやすさやめまいなどにつながることがあります。
ただし、鉄欠乏性貧血と診断された場合は、サプリメントだけでは十分に改善できないこともあるため、医師の指示に従って治療することが大切です。
貧血の原因によってはサプリだけでは改善できない
更年期の貧血は鉄分不足だけでなく、ビタミンB12や葉酸の不足、消化管からの出血などが原因となる場合があります。
鉄分が不足していない場合や出血が続いている場合は、鉄分サプリメントを摂取しても貧血が改善しないことがあります。
そのため、貧血が疑われる場合は医療機関で原因を確認し、必要に応じた治療を受けることが大切です。
更年期に貧血が起こりやすい理由
「更年期になると、どうして貧血になりやすいの?」「最近めまいや疲れやすさを感じるのは、更年期の影響なの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。
ここでは、更年期に鉄分が不足しやすくなる理由と、貧血と更年期症状の違いについて詳しく解説します。
月経周期の乱れや経血量の増加で鉄分が不足する
更年期は女性ホルモンの分泌が不安定になり、月経周期が乱れたり、経血量が増えたりすることがあります。
経血量が多い状態が続くと、血液とともに鉄分が失われ、体内に蓄えられた鉄分が不足しやすくなります。
特に、出血によって失われる鉄分が食事から補給する量を上回ると、鉄欠乏性貧血につながる可能性があります。
貧血によるめまいや疲労感は更年期症状と似ている
貧血によるめまいや疲労感、動悸などは、更年期症状と似ているため、症状だけで原因を判断することは困難です。
鉄欠乏性貧血では、全身に酸素を運ぶ働きが低下することで、立ちくらみや息切れなどが現れる場合があります。
一方、更年期症状でも女性ホルモンの変動によって似た症状が起こるため、不調が続く場合は医療機関で原因を確認しましょう。。
更年期の貧血対策に使うサプリメントの選び方
更年期の鉄分サプリメントは、鉄の種類や配合量、葉酸・ビタミンB12などの栄養成分を確認し、自分の食生活に合ったものを選ぶことが大切です。
| 選び方 | 確認するポイント |
|---|---|
| ヘム鉄・非ヘム鉄 | ヘム鉄は比較的吸収されやすく、非ヘム鉄はビタミンCとの組み合わせで吸収率が高まる |
| 鉄分の配合量 | 1日の摂取目安量に含まれる鉄分を確認する |
| 葉酸・ビタミンB12 | 赤血球の形成に必要な栄養素が配合されているか確認する |
日本人の食事摂取基準(2025年版)では、50〜64歳女性の鉄の推奨量は、月経がある場合で1日10.5mg、月経がない場合で6.0mgとされています。
ただし、これらは食事を含めた摂取量の目安であり、サプリメントだけで補う必要はありません。普段の食事内容や不足している栄養素を考慮して選びましょう。
更年期の貧血対策に使う鉄分おすすめのサプリメント5選
更年期は月経量の変化によって鉄分が不足しやすくなり、疲れやすさやめまいなどの症状が現れる場合があります。
ここでは、更年期の鉄分補給に取り入れやすいサプリメントを5つ紹介します。
DHC「ヘム鉄」
DHCの「ヘム鉄」は、動物性食品に含まれるヘム鉄を使用したサプリメントで、鉄分に加えて葉酸とビタミンB12も配合されています。
1日2粒が目安となっており、普段の食事で鉄分が不足しがちな方に向いています。
鉄分と赤血球の形成に関わる栄養素をまとめて補給したい方におすすめです。
ファンケル「鉄&葉酸」
ファンケルの「鉄&葉酸」は、鉄分と葉酸を中心に補給できるサプリメントです。
1日2粒で鉄10mgを摂取できるため、月経が続いている更年期の女性で、食事からの鉄分摂取が不足しがちな方に適しています。
毎日の栄養補給として鉄分を取り入れたい方におすすめです。
ディアナチュラ「ヘム鉄」
ディアナチュラの「ヘム鉄」は、ヘム鉄に葉酸とビタミンB12を組み合わせた栄養機能食品です。
1日1粒で鉄3mg、葉酸200μg、ビタミンB12を2μg摂取でき、少ない粒数で鉄分を補給できます。
サプリメントを飲む習慣がない方や、手軽に鉄分補給を続けたい方におすすめです。
ネイチャーメイド「鉄(アイアン)」
ネイチャーメイドの「鉄(アイアン)」は、鉄分の補給を目的としたシンプルなサプリメントです。
鉄分を中心に摂取できるため、ほかの栄養素は普段の食事から補えている方にも選びやすい商品です。
配合成分をできるだけ絞り、毎日の鉄分補給を続けたい方におすすめです。
小林製薬「ヘム鉄 葉酸 ビタミンB12」
小林製薬の「ヘム鉄 葉酸 ビタミンB12」は、ヘム鉄と赤血球の形成に関わる葉酸、ビタミンB12を組み合わせたサプリメントです。
鉄分だけでなく、貧血予防に関係する栄養素をまとめて補給できる点が特徴です。
更年期の食生活で鉄分やビタミンの不足が気になる方におすすめです。
なお、これらは栄養補給を目的とした食品であり、鉄欠乏性貧血を治療する医薬品ではありません。更年期のめまいや疲労感には鉄不足以外の原因もあるため、症状が続く場合や月経量が多い場合は、医療機関で血液検査を受けることが大切です。
更年期に鉄分サプリメントを飲む際の注意点
「鉄分サプリメントは毎日飲んでも大丈夫なの?」「薬を服用している場合も一緒に飲んでよいの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。
ここでは、鉄分の過剰摂取によるリスクや薬との飲み合わせ、食事から鉄分を補給するポイントについて詳しく解説します。
鉄分の過剰摂取や胃腸症状に注意する
鉄分サプリメントを摂りすぎると、吐き気や便秘、腹痛などの胃腸症状が起こる場合があります。
日本人の食事摂取基準(2025年版)では、50〜64歳女性の鉄の耐容上限量は1日40mgとされており、複数のサプリメントを併用する場合は摂取量の重複にも注意が必要です。
商品の摂取目安量を守り、胃の不快感などが続く場合は使用を中止して医師や薬剤師に相談しましょう。
薬との飲み合わせや服用タイミングを確認する
鉄分サプリメントは、一部の薬と一緒に飲むと薬の吸収を妨げることがあるため、注意が必要です。
例えば、甲状腺ホルモン薬のレボチロキシンは一般的に4時間以上の間隔を空けることが推奨されており、一部の抗菌薬も服用時間を調整する必要があります。
薬を服用している方は、鉄分サプリメントを飲み始める前に医師や薬剤師へ相談しましょう。
更年期の貧血で医療機関に相談すべきケース
「更年期の貧血は、どのくらい症状が出たら病院を受診すべきなの?」「鉄分サプリメントを飲んでも改善しない場合は、検査を受けたほうがよいの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。
ここでは、貧血の検査方法や注意すべき症状、月経量の変化、医療機関を受診する目安について詳しく解説します。
血液検査で貧血の有無と原因を確認する
更年期に貧血が疑われる場合は、血液検査でヘモグロビン値やフェリチン値などを確認することが大切です。
成人女性では一般的にヘモグロビン値12.0g/dL未満が貧血の目安となり、フェリチン値は体内に蓄えられた鉄分の状態を調べる際に役立ちます。
検査結果に応じて必要な追加検査を行い、貧血の原因に合った治療を検討します。
強いめまいや息切れなどの症状がある場合
強いめまいや息切れ、動悸などが続く場合は、貧血以外の病気が関係している可能性もあるため、早めに医療機関を受診しましょう。
特に、立っていられないほどのめまいや、安静にしていても息苦しさが続く場合は、速やかな診察が必要です。
意識を失った場合や強い胸痛、重い呼吸困難がある場合は、救急車を呼ぶなど緊急の対応を行ってください。
月経量が多い場合や閉経後に貧血が見つかった場合
更年期に月経量が増えたり、閉経後に貧血が見つかったりした場合は、婦人科や内科で原因を確認することが大切です。
月経が8日以上続く場合や、ナプキンを1〜2時間ごとに交換するほど出血量が多い場合は、子宮筋腫などの婦人科疾患が関係している可能性があります。
また、閉経後に貧血が見つかった場合は消化管出血なども調べる必要があり、閉経後に性器出血がある場合は少量でも婦人科を受診しましょう。
まとめ
更年期の貧血には、月経量の増加による鉄分不足や、ビタミンB12・葉酸の不足などが関係しています。鉄分サプリメントは栄養補給に役立ちますが、すべての貧血を改善できるわけではありません。
サプリメントを選ぶ際は、鉄分の種類や配合量を確認し、過剰摂取や薬との飲み合わせにも注意しましょう。
めまいや疲労感が続く場合や、月経量が多い場合、閉経後に貧血が見つかった場合は、サプリメントだけに頼らず医療機関で原因を確認することが大切です。