目次
はじめに
「お酒を飲むと血圧は上がるの?」
「毎日の晩酌を続けているけれど、血圧への影響が心配」と気になっていませんか。
健康診断で血圧の高さを指摘されたり、自宅で測った血圧がいつもより高かったりすると、前日に飲んだビールや日本酒が関係しているのか、飲酒量を減らしたほうがよいのか迷いますよね。
この記事では、アルコールが血圧に与える影響や、飲酒量との関係、血圧が気になるときに注意したい飲み方について、順を追って説明していきます。
アルコールで血圧は上がる?
アルコールによる血圧への影響は、飲んだ直後と、飲酒を習慣的に続けた場合とで同じではありません。
ここでは、飲酒直後に起こる血圧の変化と、習慣的・長期的な飲酒による影響を分けて説明します。
飲酒直後は血圧が一時的に下がることがある
アルコールを飲むと血管が広がり、血液が流れるときの抵抗が小さくなるため、飲酒直後は血圧が一時的に下がることがあります。
ただし、この変化が長く続くわけではないため、飲酒後の血圧が普段より低くても、「お酒を飲めば血圧が下がる」と考えないようにしましょう。
習慣的・長期的な飲酒では血圧が上がりやすくなる
飲酒を習慣的に続けていると、特に1日に飲むアルコール量が多い場合は、血圧が上がりやすくなります。
飲酒量が増えるほど血圧上昇との関連も強くなるため、飲酒直後の数値だけでなく、普段の飲酒量を確認することが大切です。
飲酒量が多いほど血圧への影響に注意が必要
アルコールによる血圧への影響を考えるときは、お酒を飲むかどうかだけでなく、1回や1日にどのくらい飲んでいるか、どのくらいの頻度で飲んでいるかを確認することが大切です。
ここでは、飲酒量と血圧上昇の関係を確認しながら、毎日お酒を飲んでいる場合に見直したいポイントを説明します。
飲酒量が増えるほど血圧上昇につながりやすい
摂取するアルコール量が増えるほど、血圧は上がりやすくなります。
特に、多量の飲酒を続けると血圧が高い状態につながりやすいため、お酒の種類や杯数だけでなく、純アルコール量で確認することが大切です。
純アルコール量は「飲酒量(mL)×アルコール度数÷100×0.8」で計算できます。
毎日の飲酒が続いている場合は見直しが必要
毎日お酒を飲んでいる場合は、1日の量だけでなく、1週間に何日飲んでいるかも確認しましょう。
まずは飲酒した日と純アルコール量を記録すると、普段の飲み方を把握しやすくなります。
その記録をもとに、飲酒量や飲む頻度を無理のない範囲で見直すことが大切です。
血圧が気になる人が飲酒するときの注意点
血圧が気になる場合は、飲酒後に測った血圧の数値だけを見るのではなく、普段の飲酒量や飲酒頻度もあわせて確認することが大切です。
ここでは、飲酒量と頻度の確認方法、飲酒後の血圧を見る際の注意点、受診を考える目安について説明します。
飲酒量と飲酒頻度を確認する
血圧が気になる場合は、1日に飲む量と、1週間に何日飲んでいるかを確認しましょう。
飲酒量は杯数だけでなく、「飲酒量(mL)×アルコール度数÷100×0.8」で純アルコール量を計算すると、1日に摂取した量をg単位で把握できます。
飲酒した日と量を記録しておくと、普段の飲み方を振り返りやすくなります。
飲酒後の血圧だけで判断しない
飲酒直後はアルコールによって血管が広がり、血圧が一時的に下がることがあります。
そのため、飲酒後の血圧が普段より低くても、その数値だけで問題がないとは判断できません。
血圧の状態を確認するときは、飲酒していないときの家庭血圧も確認しましょう。
血圧が高い状態が続く場合は医療機関に相談する
家庭血圧で収縮期血圧135mmHg以上、または拡張期血圧85mmHg以上が続く場合は、医療機関に相談しましょう。
朝と夜など決まった時間に測定して複数日の記録を残しておくと、受診時に普段の血圧を医師へ伝えやすくなります。
まとめ
アルコールは飲酒直後に血圧を一時的に下げることがありますが、習慣的に多く飲むと血圧が上がりやすくなります。
そのため、飲酒後の血圧だけを見るのではなく、普段の飲酒量や家庭血圧もあわせて確認することが大切です。
血圧が気になる方は、まず毎日の飲酒量や飲酒日数を振り返り、無理のない範囲から飲み方を見直してみましょう。
飲酒していないときも血圧が高い状態が続く場合は、測定した数値を記録して医療機関へ相談すると安心です。