高血圧予防と血圧管理

塩分を摂った翌日は血圧が上がる?原因と翌日にできる対策・確認ポイント

はじめに

「昨日、味の濃い食事や外食で塩分を多く摂ったけれど、翌日の血圧は上がってしまうのだろうか」
「朝に血圧を測ったらいつもより高く出ていて、前日の食事が原因なのか気になる」と感じていませんか。

普段は問題ない数値でも、ラーメンや加工食品など塩分の多い食事をした翌日に測定結果が変化すると、「一時的な変化なのか」「何か対策をしたほうがよいのか」と不安になることがありますよね。

この記事では、塩分摂取後に血圧が変化する理由や、翌日に意識したい過ごし方、測定した数値をどう確認すればよいのかを順を追って説明していきます。

塩分を摂った翌日に血圧が上がることはある?

塩分を多く摂った翌日に血圧の数値が高く出ると、「前日の食事が影響しているのではないか」と気になることがありますよね。

ここでは、前日の塩分摂取が血圧に影響する仕組みと、影響の大きさに個人差がある理由について順を追って説明していきます。 

前日の塩分摂取で血圧が変化する理由

前日に塩分を多く摂ると、体はナトリウム濃度を調整するために水分をため込み、血液量が増えることで血圧が上がることがあります。

余分なナトリウムが排出されるまでには時間がかかるため、前日の食事の影響が翌日の血圧に表れる場合もあります。

塩分による血圧への影響には個人差がある

塩分による血圧の変化には個人差があり、同じ量を摂っても影響を受けやすい人と、あまり変化しない人がいます。

普段の塩分摂取量や腎臓の働きなどによっても変わるため、「前日に塩分を摂ったから血圧が高くなった」と一度の測定だけで判断しないことが大切です。

塩分を摂った翌日の血圧が高いときの判断ポイント

塩分を摂った翌日に血圧が高く出た場合でも、その1回の数値だけで普段より血圧が高い状態になったと判断することはできません。

ここでは、翌日の血圧が高かったときに確認したい判断ポイントについて、普段の血圧との比較や数値の見方を順に説明していきます。

一時的な血圧上昇だけで判断しない

塩分を多く摂った翌日に血圧が高く出ても、1回の測定だけで高血圧と判断することはできません。

塩分による水分バランスの変化に加え、測定した時間や体調などでも数値は変わるため、同じ条件で何度か確認してみましょう。

塩分を摂った翌日だけでなく、家庭で測った血圧が高い状態が続いている場合は、どのくらいの数値から受診を考えるべきかも確認しておくと安心です。
▶家庭血圧はいくつから高血圧?基準値と受診の目安を解説

普段の血圧と比較して変化を確認する

翌日の血圧が高いときは、普段の測定値と比べてどの程度変化しているかを確認することも大切です。

いつもより高い状態が続く場合は、前日の塩分だけが原因と考えず、普段の食事や生活習慣も振り返りながら血圧の変化を見ていきましょう。

塩分を摂りすぎた翌日にできる対策

塩分を摂りすぎた翌日は、体内の水分量や塩分バランスの変化によって血圧が気になることがあります。

ここでは、塩分を多く摂った翌日にできる具体的な対策として、水分の摂り方や食事の調整方法について順に説明していきます。

水分を適度に摂って体内のバランスを整える

塩分を摂りすぎた翌日は、水分を適度に摂りながら体内のバランスを整えていきましょう。

水分が不足しないよう、のどの渇きに合わせてこまめに補給するのがおすすめです。

ただし、大量の水を一度に飲んでも塩分がすぐに排出されるわけではないため、無理に飲む必要はありません。

カリウムを含む食品を取り入れる

カリウムには、体内の余分なナトリウムの排出を促す働きがあります。

塩分を多く摂った翌日は、野菜や果物などカリウムを含む食品を普段の食事に取り入れてみましょう。

ただし、腎臓の機能が低下している場合などはカリウムの制限が必要なこともあるため、自己判断で増やさないよう注意が必要です。

その後の食事で塩分量を調整する

塩分を摂りすぎたからといって、翌日に極端な食事制限をする必要はありません。

その後の食事では、調味料や塩分の多い食品を少し控えるなど、無理のない範囲で調整していきましょう。

1食だけで帳尻を合わせようとせず、数日間の食事を通して塩分を摂りすぎないよう意識することが大切です。

塩分による血圧変化を防ぐために意識したいこと

塩分を摂った翌日の血圧変化を防ぐには、その日の対策だけでなく、普段の食事や塩分の摂り方を見直すことも大切です。

ここでは、普段の食事で注意したいポイントと、血圧や塩分摂取量を継続して確認する方法について順に説明していきます。

外食や加工食品など塩分が多い食事に注意する

外食や加工食品は塩分が多く含まれていることがあるため、利用する機会が多い場合は摂りすぎに注意しましょう。

味の濃い料理や食品が続かないようにしながら、ほかの食事で塩分を控えるなど、1日を通して無理なく調整することが大切です。

日頃から血圧と塩分摂取量を管理する

塩分による血圧への影響が気になる場合は、普段から家庭で血圧を測り、いつもの数値を把握しておくと変化に気づきやすくなります。

あわせて食事内容も振り返り、塩分の多い食事が続いていないかを意識することで、日々の血圧管理につなげていきましょう。

「普段の食事でどのくらい塩分を摂っているのかわからない」という場合は、食生活から塩分の摂りやすさを確認できるチェックシートを活用する方法もあります。
塩分チェックシートとは?使い方や結果の見方をわかりやすく解説

まとめ

塩分を多く摂った翌日は、一時的に血圧が高く出ることがありますが、影響の出方には個人差があります。

そのため、翌日の数値だけで判断せず、普段の血圧と比べながら様子を見ることが大切です。

塩分を摂りすぎたと感じたときも、極端な食事制限をする必要はありません。

水分を適度に摂り、野菜や果物などを取り入れながら、その後の食事で塩分を少し控えるなど、無理のない範囲で整えていきましょう。

翌日の血圧だけを気にしすぎるのではなく、普段から血圧や食事内容を振り返る習慣をつけることが、長い目で見た血圧管理につながります。

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