目次
はじめに
「ナイアシンを飲んだら顔や体が赤くなったけれど、大丈夫なの?」
「どのくらいの量を摂るとナイアシンフラッシュが起こるの?」と不安になっていませんか。
ナイアシンを含むサプリメントを飲んだあと、顔や首、腕などが急に赤くなったり、熱っぽさやかゆみを感じたりすると、体に異常が起きたのではないかと心配になりますよね。
この記事では、ナイアシンフラッシュとはどのような状態なのか、起こる原因や症状、摂取量との関係、症状が出たときの対応まで順を追って説明していきます。
ナイアシンフラッシュとは?
ナイアシンフラッシュとは、ナイアシンを摂取したあとに、顔や首、腕などの皮膚が赤くなったり、ほてりを感じたりする反応です。
ここでは、ナイアシンフラッシュで起こる具体的な反応と、起こりやすさに個人差がある理由について説明します。
ナイアシンの摂取後に皮膚の赤みやほてりが起こる反応
ナイアシンフラッシュでは、ナイアシンを摂取したあとに顔や首、腕などが赤くなり、ほてりを感じることがあります。
これは皮膚の血管が広がり、血流が増えることで起こる反応です。
摂取後30分前後から現れることがありますが、時間が経つと自然に治まる場合もあります。
ナイアシンフラッシュが起こりやすい人には個人差がある
ナイアシンフラッシュの起こりやすさや症状の強さには個人差があります。
同じ量を摂取しても、皮膚が強く赤くなる人もいれば、ほとんど反応が出ない人もいます。
そのため、ほかの人と同じ量を摂取しても、同じような症状が現れるとは限りません。
ナイアシンフラッシュで現れる主な症状
ナイアシンフラッシュでは、顔や上半身を中心に赤みやほてりが現れ、かゆみやヒリヒリ感を伴うことがあります。
ここでは、ナイアシンフラッシュで現れやすい皮膚症状と、症状が起こるタイミングや持続時間について説明します。
顔や上半身などに赤み・ほてりが現れる
ナイアシンフラッシュが起こると、顔や首、胸、腕などに赤みやほてりが現れることがあります。
これはナイアシンによって皮膚の血管が広がり、血流が増えるためです。赤みが出る範囲やほてりの強さには個人差があります。
かゆみ・ヒリヒリ感などの皮膚症状が現れることがある
ナイアシンフラッシュでは、赤みやほてりに加えて、かゆみやヒリヒリとした感覚が現れることもあります。
皮膚が熱く感じたり、チクチクとした刺激を感じたりする場合もあり、症状の種類や強さは人によって異なります。
ナイアシンフラッシュはいつから起こりどのくらい続く?
ナイアシンフラッシュは、ナイアシンを摂取してから10~30分ほどで現れることがあります。
症状は30分~2時間ほど続いたあと、徐々に治まるのが一般的です。ただし、症状が現れるまでの時間や続く長さには個人差があります。
ナイアシンフラッシュが起こる原因
ナイアシンフラッシュは、ナイアシンの一種であるニコチン酸の摂取によって皮膚の血管が拡張することが関係しています。
ここでは、ニコチン酸によって皮膚症状が現れる仕組みと、摂取量との関係について説明します。
ニコチン酸による皮膚の血管拡張が関係している
ナイアシンフラッシュは、ナイアシンの一種であるニコチン酸によって、皮膚の血管が広がることで起こります。
皮膚への血流が増えるため、顔や首、上半身などに赤みやほてりが現れることがあります。
食品よりサプリメントなどから高用量を摂取した場合に起こりやすい
ナイアシンフラッシュは、通常の食品よりも、サプリメントなどからニコチン酸を一度に多く摂取した場合に起こりやすくなります。
特に30~50mg以上を摂取すると、皮膚の赤みやほてりが現れることがあり、摂取量が多いほど起こりやすくなる傾向があります。
ナイアシンフラッシュと摂取量の関係
ナイアシンフラッシュが起こる摂取量には個人差があり、同じ量を摂っても症状の出方は人によって異なります。
ここでは、フラッシュが起こる量の考え方と、ナイアシンの摂取基準について説明します。
フラッシュが起こる摂取量には個人差がある
ナイアシンフラッシュが起こる摂取量には個人差があり、同じ量のニコチン酸を摂取しても症状が出る人と出ない人がいます。
そのため、「○mgまでなら起こらない」と一律に判断せず、赤みやほてりなどの症状にも注意しましょう。
ナイアシンの食事摂取基準と耐容上限量を確認する
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人のナイアシン推奨量は男性で1日13~16mgNE、女性で10~12mgNEです。
耐容上限量は年齢や性別、ナイアシンの種類によって異なるため、サプリメントを利用するときは含有量や1日の摂取目安量を確認しましょう。
ニコチン酸とニコチンアミドでは耐容上限量が異なる
ナイアシンにはニコチン酸とニコチンアミドがあり、それぞれ耐容上限量が異なります。
成人ではニコチンアミドが1日250~350mg、ニコチン酸が60~85mgとされているため、サプリメントでは含有量だけでなく、どちらの種類が使われているかも確認しましょう。
ナイアシンフラッシュが起きたときの対応
ナイアシンを摂取したあとに赤みやほてりなどが現れた場合は、追加で摂取せず、症状がどのように変化するか確認します。
ここでは、ナイアシンフラッシュが起きた直後の対応と、受診を検討する目安について説明します。
追加で摂取せず症状の変化を確認する
ナイアシンを摂取したあとに赤みやほてりが現れた場合は、追加で摂取せず、症状の変化を確認します。
時間の経過とともに症状が治まっているかを確認し、症状が続いている間は新たに摂取しないようにしましょう。
自己判断で摂取量を増やさない
ナイアシンフラッシュに慣れることを目的に、自己判断で摂取量を増やすのは避けましょう。
摂取量を増やすと症状が強くなる可能性があるため、サプリメントは表示された1日の摂取目安量を守ることが大切です。
強い症状や長引く症状がある場合は医療機関に相談する
赤みやほてりが強い場合や、時間が経っても治まらない場合は、医療機関に相談しましょう。
受診するときは、摂取した商品の名称や量、摂取した時刻、症状が現れた時刻などを伝えると状況を説明しやすくなります。
ナイアシンを摂取するときの注意点
ナイアシンを摂取するときは、皮膚の赤みやほてりを伴うナイアシンフラッシュと、過剰摂取による有害事象を分けて考える必要があります。
ここでは、ナイアシンを摂取する際に確認したい注意点について説明します。
ナイアシンフラッシュと過剰摂取による有害事象は区別する
ナイアシンフラッシュは、主にニコチン酸によって皮膚の血管が広がり、赤みやほてりが現れる反応です。
一方、高用量のナイアシンを摂り続けると、肝機能障害などの有害事象が起こることもあるため、同じものとして考えないようにしましょう。
フラッシュが強いほど効果が高いわけではない
ナイアシンフラッシュの強さは、ナイアシンの効果の高さを示すものではありません。
赤みやほてりが強くても、より高い効果が得られるとは限らないため、フラッシュを起こす目的で摂取量を増やすのは避けましょう。
サプリメントによる高用量・長期間の摂取に注意する
サプリメントは、食品よりも一度に多くのナイアシンを摂取しやすいため、含有量を確認することが大切です。
高用量を長期間摂り続けることは避け、商品に表示された1日の摂取目安量を守りましょう。
治療中や薬を服用している場合は医師・薬剤師に確認する
病気の治療中や薬を服用している場合は、ナイアシンのサプリメントを利用する前に医師や薬剤師へ相談しましょう。
その際は、商品の成分表示や1日あたりの摂取量を伝えると確認してもらいやすくなります。
まとめ
ナイアシンフラッシュは、主にニコチン酸の摂取によって皮膚の血管が広がり、顔や首、上半身などに赤みやほてり、かゆみ、ヒリヒリ感が現れる反応です。
起こる量や症状の強さには個人差があり、特にサプリメントからニコチン酸を一度に多く摂取した場合は起こりやすくなります。
症状が出た場合は追加で摂取せず、強い症状や長引く症状がある場合は医療機関へ相談しましょう。
サプリメントを利用するときはニコチン酸・ニコチンアミドの種類と含有量を確認し、フラッシュを起こす目的で自己判断による増量や高用量の長期摂取をしないことが大切です。