高血圧予防と血圧管理

▶原発性アルドステロン症の血液検査とは?アルドステロン・レニンの検査方法を解説

はじめに

「原発性アルドステロン症の血液検査では、アルドステロンとレニンの何を調べるの?」
「採血をすれば、その場で病気かどうか分かる?」と気になっていませんか。

高血圧が続いていたり、降圧薬を飲んでも血圧が下がりにくかったりして、医師からアルドステロンやレニンの検査を勧められると、どのような方法で調べるのか、結果をどう見るのか不安になりますよね。

この記事では、アルドステロン・レニンの血液検査で調べる項目や検査方法、結果を見るときのポイントについて、検査を受ける流れに沿って順を追って説明していきます。

原発性アルドステロン症の血液検査では何を調べる?

原発性アルドステロン症が疑われる場合、血液検査では主にアルドステロンとレニンを測定します。

ここでは、血液検査で測定する項目とARRによるスクリーニングについて説明します。

アルドステロンとレニンを測定する

血液検査では、副腎から分泌されるアルドステロンと、腎臓から分泌されるレニンの値を測定します。

原発性アルドステロン症では、アルドステロンが増えてレニンが抑えられる傾向があるため、両方の数値を確認して状態を判断します。

アルドステロンとレニンの比(ARR)でスクリーニングする

ARRは、アルドステロン値をレニン値で割って求める比率で、原発性アルドステロン症を調べる際の指標の一つです。

スクリーニングではARRとアルドステロン値を確認し、基準を満たしている場合は、さらに詳しい検査が検討されます。

原発性アルドステロン症の血液検査はどのように行う?

原発性アルドステロン症の血液検査では、採血によって血液中のアルドステロンとレニンを測定します。

ここでは、具体的な採血方法と、検査結果に影響する採血条件について説明します。

採血でアルドステロンとレニンを測定する

原発性アルドステロン症の血液検査では、腕の静脈から採血し、血液中のアルドステロンとレニンを測定します。

それぞれの値を調べ、アルドステロンとレニンの関係から原発性アルドステロン症の可能性を確認します。

採血条件によって検査結果が変わることがある

アルドステロンとレニンの値は、採血時の姿勢や時間帯、服用している薬などによって変化することがあります。

そのため、検査結果は数値だけを見るのではなく、採血時の姿勢や時間、服薬状況なども含めて判断します。

アルドステロン・レニンの検査結果はどう見る?

アルドステロン・レニンの検査結果を確認するときは、それぞれの数値に加えて、両者の比であるARRも見ます。

ここでは、アルドステロン値・レニン値・ARRの見方と、検査結果を判断するときのポイントについて説明します。

アルドステロンの値を確認する

血液検査では、血液中のアルドステロン値を確認します。

原発性アルドステロン症ではアルドステロンが過剰に分泌されるため、値だけで判断せず、レニンとの関係もあわせて確認することが大切です。

レニンの値を確認する

レニンはアルドステロンとあわせて測定し、分泌が抑えられているかを確認します。

原発性アルドステロン症ではレニンが低くなることがあるため、アルドステロン値と組み合わせて判断します。

ARRが高い場合は原発性アルドステロン症が疑われる

ARRは、アルドステロン値をレニン値で割って求める比率です。

アルドステロンが高く、レニンが低いほどARRは高くなり、スクリーニングの基準を満たす場合は原発性アルドステロン症が疑われます。

ARRだけで確定診断できるわけではない

ARRが基準を超えていても、その結果だけで原発性アルドステロン症と確定するわけではありません。

ARRは病気の可能性を調べるための指標であり、基準を満たした場合は必要に応じて追加の検査を行います。

血液検査で原発性アルドステロン症が疑われたら?

血液検査で原発性アルドステロン症が疑われても、その結果だけで診断が確定するわけではありません。

ここでは、血液検査で原発性アルドステロン症が疑われたあとの検査の流れについて説明します。

追加の検査で診断を確認する

血液検査で原発性アルドステロン症が疑われた場合は、追加の検査を行います。

アルドステロンの分泌が適切に抑えられるかなどを調べ、検査結果をもとに診断を確認します。

必要に応じて副腎の検査へ進む

原発性アルドステロン症と診断された場合は、必要に応じてCTなどで副腎の状態を調べます。

さらに詳しい検査が必要な場合は、左右どちらの副腎からアルドステロンが多く分泌されているかを確認することもあります。

原発性アルドステロン症の血液検査を受ける前に確認したいこと

原発性アルドステロン症の血液検査では、服用している降圧薬や採血時の条件によって、アルドステロンやレニンの値が変わることがあります。

ここでは、検査前の薬の扱い、採血条件による影響、検査結果を確認するときのポイントについて説明します。

降圧薬を自己判断で中止しない

降圧薬を服用している場合は、検査のために自己判断で中止しないようにしましょう。

薬の中止や変更が必要かどうかは医師が判断するため、検査前に服用している薬の名前や量を伝えることが大切です。

薬や採血条件が検査結果に影響することがある

アルドステロンやレニンの値は、服用している薬や採血時の姿勢、時間帯などによって変化することがあります。

そのため、検査結果は数値だけでなく、服薬状況や採血時の条件も踏まえて判断します。

検査結果はアルドステロンとレニンの値を合わせて判断する

検査結果は、アルドステロンとレニンのどちらか一方ではなく、両方の値を合わせて確認します。

原発性アルドステロン症ではアルドステロンが高く、レニンが低くなる傾向があるため、両者の関係を踏まえて判断します。

まとめ

原発性アルドステロン症の血液検査では、アルドステロンとレニンを測定し、両者の比であるARRを用いて病気の可能性を確認します。

ARRが基準を満たしても1回の血液検査だけで診断が確定するわけではなく、必要に応じて追加の検査や副腎の画像検査などへ進みます。

また、降圧薬や採血時の姿勢、時間帯などによって検査値が変わることがあるため、薬を自己判断で中止せず、服用している薬や採血条件を医師と確認することが大切です。

検査結果を見るときはアルドステロンやレニンの一方だけで判断せず、それぞれの測定値とARRをあわせて確認しましょう。

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